ルイボスティーの良さについて調べてみました

ルイボス(Aspalathus linearis、アフリカーンス語:rooibos)は、マメ科アスパラトゥス属の一種です。針葉樹様の葉を持ち、落葉するときに葉は赤褐色になります。

南アフリカ共和国は西ケープ州のケープタウンの北に広がるセダルバーグ山脈一帯にのみ自生する植物です。

ルイボス茶には様々な体に優しい成分が含まれていますが、このヘルシーパワーの源はルイボス茶が育つ環境にありました。

ルイボスが自生する南アフリカ共和国のこの土地は、降雨量も少なく昼夜の気温差が30℃以上にもなる過酷な環境です。その環境を生き延びるために高さ1~1.5mのルイボスの樹に対して、根はなんと4~10mにもなり、ミネラル豊富な地中の栄養を大量に吸い上げます。灼熱の太陽の強い紫外線から身を守るために多くの活性酸素を取除く物質を作りルイボス茶には、強い生命力が備わっています。

そんなルイボステイーのヘルシー効果をまとめてみました。

◆◆ルイボスティーが注目されるのは◆◆

①カフェインが含まれていない

習慣的なカフェインの摂取は肝臓をはじめとする器官に負担をかけることが判明しています。カフェインは興奮剤の一種ですので、赤ちゃんが摂取すると、
イライラしたり、情緒不安定になります。

ルイボスティーにはカフェインが含まれていないため
赤ちゃんや幼児、妊婦さんにもやさしい安心、安全の飲み物です。

②バランスよく各種ミネラルを含有

ルイボスティーには、カルシウム,亜鉛,ナトリウム,マグネシウム,カリウム,鉄,マンガン,リンなどのミネラルが豊富に含まれていますが、注目できるのは、その構成比です。人間の体液の構成比と非常に近いといわれており、とてもミネラルバランスに優れています。

②腸内環境改善

ルイボスティーには腸内環境を整える効果があり続けることで便秘改善が期待できます。ミネラルその結果、悪玉菌が排出され善玉菌が残り、便秘が改善されるとの事です。

③アンチエイジング・美容効果・生活習慣病を予防

活性酸素を抑えるSOD酵素が多く含まれ、日常的に飲むことによって細胞の新陳代謝を促進し、アンチエイジングにつながります。また、ルイボスティーのポリフェノールは体内の悪玉活性酸素を除去し、しみ・そばかすを作らない身体を作る効果が期待できます。特に、「アスパラチン」というフラボノイドの割合が高い成分が入っており、ルイボスティー以外の食品からは発見されていません。この「アスパラチン」は、血糖値の上昇を抑制し糖尿病を予防する効果やメタボリックシンドロームを予防する効果、酸化ストレスを抑制する効果を持っています。

④悪酔い防止作用

ルイボス茶の愛飲者からは、悪酔いしなくなったというお声が多く寄せられます。

頭痛、悪心、嘔吐などを引きおこし、悪酔いの原因物質とされるアセトアルデヒドとルイボス茶の関係が研究されていて、ルイボス茶の摂取によって、アセトアルデヒドの血中濃度の減少することが知られています。今のところ、ルイボス茶の利尿作用が、アセトアルデヒドの排泄を促すとも考えられています。

※1・・・SOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)様酵素。
強力な抗酸化作用を持つ、酵素の一種です。

上記のように、ルイボスティーとは、とても優れたお茶であることが分かりますね。

創健社 合わせみそ一番 750gを試食

創健社 合わせみそ一番 750gを食べさせて頂いた感想です。

お味噌汁にした時 こんな美味しい味噌汁 飲んだことが無い!素直にと思いました。

味噌の香りの中に甘い風味がひろがり、体にフワーっと染み込むような感じがしたのです。もろみもあり食感も最高でした。

はたしてこの味噌はどんな味噌なのだろうと創健社さんのホームページで商品の特徴を調べさせて頂いた処。

米と麦のあわせ味噌で、天然醸造でじっくり熟成させた純正みそで、米麹と麦麹のうまさが程よくミックスし、おみそ汁に最高のおいしさを発揮する塩分控えめ田舎風みそだそうです。

なるほど納得 麦味噌は甘いのが特徴ですからちょっとクセがありますが
味噌汁向けな絶妙なあわせ具合で甘いものが苦手でも私でも文句なしです。

最初の味噌汁の具は玉ねぎでしたが、おナスや豆腐などにも文句なしに合い、
毎日にのお味噌汁が楽しみにもなりました。

他にも焼きナスやご飯にそのまま着けて食べたりもしましたが
満足なお味です。

日々使う お味噌など少し見直されては如何ですか。

加藤

オーガニック・ルイボスティー飲み比べ

ノンカフェインで栄養たっぷりの人気のルイボスティー。刺激に弱い赤ちゃんから妊娠中の女性まで安心して飲める人気のお茶ですが、値段も種類も様々です。

せっかく健康を気にして飲むのであれば、有機栽培(オーガニック)のものを選びたいものです。

今回スタッフが飲み比べをしたのはコストパフォーマンスに優れた有機JAS認定「アルファソフト オーガニックルイボスティ」とスーパーグレードの等級を誇る「赤ちゃんのための特撰るいぼす茶」です。どちらも当店が自信をもってお薦めできる高品質のルイボスティーです。

有機JAS認定オーガニックルイボスティ

■内容量:2.5g×100包
■賞味期限:製造年月日より2年
■原材料:オーガニックルイボス(南アフリカ共和国)
■メーカー:アルファソフト
■特徴:栽培の過程では一切農薬を使用せず、栽培方法も原産国の南アフリカ共和国政府によって厳しく管理されています。製造の際にも一切の添加物を加えず製造してるので、安心してお召し上がりいただけます。

赤ちゃんのための特選るいぼす茶

■内容量:3.5g×30パック
■品質保証期間:新茶の状態で真空パック保存してから5年
■等級:オーガニック・スーパーグレード ※最高級品質で上位1%の葉茶を使用。
■原材料:オーガニック・ルイボスティー新茶100%
■メーカー:エモーション
■特徴:その年に採れた新茶のみを使用。原料茶葉を真空パックし、低温14℃の倉庫にて保管。より自然な状態を保持できる電子還元技術を駆使して茶葉を電子チャージ(マイナスイオン化)するなど、徹底的に品質管理にこだわっています。

【比較1】葉の状態を比べてみました。意外にも色の違いが大きく、それぞれの葉の特徴が分かります

有機JAS認定オーガニックルイボスティ

organic

・少し暗めの赤茶色。
・茶葉は短く、「赤ちゃんるいぼす」に比べると細かいです。
・癖の少ない良い香りがします。

赤ちゃんのための特選るいぼす茶

akachan

・全体的に赤みが強く、明るめの茶葉。
・葉が細く、長い。
・ルイボス特有の香りが感じられます。

【比較2】同じ条件でお茶を入れてみました90℃のお湯400mlに対し、茶葉は4g使用し、3分間抽出しました。

有機JAS認定オーガニックルイボスティ

akachan2

お湯を入れると、お茶の成分がゆっくりと全体に広がり、濁りのない明るいお茶の色です。柔らかな赤茶色で、香りはあまり強くなくとても飲みやすいです。
最初の一口が甘く、飲んだ後口はルイボス特有の風味が感じられます。

その他のスタッフの感想:
「飲みやすい味だが、やや薄味」
「素直な味」
「習慣付けしやすい味」など。

赤ちゃんのための特選るいぼす茶

arganic2

お湯を入れたとたんに、濃い赤茶色のお茶の成分が滝のように流れ落ちてきて、とても驚きました!お茶の葉から抽出される成分がとても濃く、色の違いもはっきりとしています。濃い強い赤茶色で、少しルイボス特有の香りが感じられますが、特に不快な香りではありません。 刺激や渋みなどはないので飲みやすいと思います。

その他のスタッフの感想:
「濃いしっかりした味」
「ルイボス特有の樹ぽさがある」
「他の健康茶に比べると圧倒的に飲みやすい」
「好き嫌いがでるかも?」
「健康茶!という味で効果が期待できそう」など。

■比較のまとめ■

有機JAS認定オーガニックルイボスティ

コストパフォーマンスが良いため、初めてルイボスを飲む方や、日常的に家族で毎日飲み続けたい方にお勧めです。非常に癖が少なく、どなたにでも抵抗が少なく飲んでもらえるルイボスです。今回の実験では、抽出時間を平等にする為に3分としましたが、実際はやかんで1Lに対し1パックで10分ほどに出すと、濃い美味しいお茶が頂けます。苦味は全く有りません。どんな料理のも相性が良く、お子様にも抵抗無く飲めそうです。

赤ちゃんのための特選るいぼす茶

スーパーグレードの葉を使用。鮮度にもこだわった商品のため、ルイボスの有効成分であるミネラルが多く含まれていると思われますので、より品質にこだわる方にお勧めです。妊娠中の女性や小さなお子様からご高齢の方まで安心して飲んでいただけますので、体質改善や生活習慣病の予防など、明確な目的のある方に飲んでいただければと思います。

以上、どちらも甲乙つけがたいグレードの高いルイボス茶ですので、お客様のニーズにあわせて、上手に選んで頂き、是非日常的飲んでいただければと思います。

店長坂井は夏場の農作業では、赤ちゃんのための特選るいぼす茶を2リットルは飲むそうです。店長坂井は、赤ちゃんのための特選るいぼす茶の商品管理のこだわりと、メーカーの香川社長の人柄が好きで飲みつづけているそうです。

ruibos-2

オーガニックルイボスティ

http://www.kenkousupport.com/item/33355.html

赤ちゃんのための特撰るいぼす茶

http://www.kenkousupport.com/item/11252.html

ココナッツオイルのラウリン酸はアンチエイジング、ダイエットの心強い味方

アンチエイジングへの関心が高まる中、ココナッツオイルを毎日の食卓に取り入れている方がどんどん増えています。

ココナッツオイルは主に中鎖脂肪酸(ラウリン酸など)という脂質でできています。ココナッツオイルを摂取すると、中鎖脂肪酸が肝臓で分解されてケトン体になります。

米国・カリフォルニア大学のエリック・バーデン博士は、「ケトン体を構成する主成分であるβ-ヒドロキシ酪酸が活性酸素を無害化する酵素を活性化している」という内容の論文を発表しています。

活性酸素は細胞の内側に入り込み体をサビつかせていき、老化を招く大きな要因といわれており、つまりβ-ヒドロキシ酪酸が”アンチエイジング酵素群”を活発に働かせているということです。

ケトン体は美容と美肌、そして老化防止のための頼りになる味方なのです。

確かに今、ココナッツオイルの魅力が大いに注目されていますが、食べ方や普段の扱い方などについてはまだまだ不慣れな部分もあるようです。健康サポート専門店にも、ココナッツオイル商品に関する問い合わせ、ご質問を度々いただいております。
そこで今回は、ココナッツオイルについてお客様からお寄せいただきましたお問い合わせ内容を、Q&A形式でお答えいたします。

古くなったかの見極めは「酸化臭」

Q:開封後の消費期限はいつごろなのか教えて下さい。
A:消費期限は、開封後1カ月~2カ月となっております。
ココナッツオイルはほかのオイルに比べて酸化しにくいという特徴があるのですが、酸化しているかどうかの見分け方をご紹介しましょう。
まず、少し深いお皿にココナッツオイルを入れてラップをかけます。そして太陽光に30分~1時間当ててラップをはがすと、酸化している場合は「酸化臭」がします。その臭いがしないのなら酸化していないということです。なお酸化臭というのは、食用オイル(ココナッツオイルに限らず)が古くなったときに感じる独特な臭いのことです。

冷蔵庫に入れ少し固まらせてから使うと、分量が分かりやすい

Q:ココナッツオイルはどのような用途で使われていますか?また具体的な食べ方の工夫などもあれば教えて下さい。
A:美容・美肌などに加えて、ダイエットでもよく使用されています。ココナッツオイルを摂取すると主成分の中鎖脂肪酸は消化酵素の助けを借りずに長鎖脂肪酸の約4倍の速さで腸管で消化吸収され、また約10倍の速さ(長鎖脂肪酸との比較)でエネルギー代謝されます。肥満の原因になる中性脂肪がつきにくく、脂肪組織に蓄積されてしまった中性脂肪を減らす作用もあることから、ダイエットに適しているといわれています。

商品によっても異なりますが、ココナッツオイルは甘い香りと風味があり、それがあまり好みでない方などは、料理の”香り付け”に使用されることが多いようです。

なお各商品の味や香りの特徴は、当店スタッフが自ら食べ比べを行いその結果をココナッツオイル・ケトン体特集に掲載していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
そのほか、ココナッツオイルは26度で固まりますので冷蔵庫に入れて少し固形化してから使うと、分量の調整がしやすいです。

商品についてご質問、疑問などがございましたらフリーダイヤル0120-14-1417(つながらない場合は0120-14-4417)までどうぞお気軽にご連絡下さい!

ココナッツオイル・ケトン体特集はこちらです。

今も昔も「治る力と心」は治療の原点?

キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、オクラ、トウモロコシ、ニラ、ズッキーニ、ゴーヤなど夏野菜の美味しい季節になりましたね。

夏野菜はカロチン、ビタミンC、ビタミンEなどを多く含み夏ばて予防に効果があります。野菜好きの我が家では、エンバランス 新鮮保持チャック付き袋が重宝しています。特にカットした野菜や傷みの早い葉野菜は、普通のチャック付き袋と比べて、鮮度保持効果が断然違います!経済的ですよ。

無農薬野菜などの宅配を利用されている方にもおすすめです!
さて、エンバランスNEWSには、「市川式手当て 治る力」で有名な市川加代子先生の健康講座のコーナーがありますが、7月号にはこんな面白い記事が載っていました。

黄帝内経粗問という中国の古い医学書の中で、黄帝が岐伯という名医に基本的な病気の考え方について尋ねたところ、注意すべきことを挙げて次のように返答しているそうです。

『一 大小便の出具合を問い、脈を診て、精神状態とその病の関係を知ること。
二 迷信家や祈祷師の類を信じる人を治療しても効果がない。この医術の素晴らしさを語る必要もない。
三 鍼灸を嫌がるものに治療してやることはない。治療しても効果がない。
四 術者を信用しない者に治療しても効果がない。』

この解説を要約すると、何より重要なことは、まず、ちゃんと排泄できているか病人にたずねること。そして、その病気と精神状態との関係を知り、筋道を立てて、包括的に治療にあたることであり、それには心のあり方が大切で、病人と治療家の信頼関係が効果を左右すると述べているのです。

この記述を読まれた市川先生が、3千年も前にも関わらず論理性科学性の通った古人の知恵と観察力に驚かれ、「今も昔も人間の本質や治る力は変わっていないのだな」という確信と古典の医学書への信頼を新たにされたという話でした。

読者の私も、中国の古い医学書にそんなことがかかれていたのかと驚いたのですが、もし、身体の不調に悩まされてあれこれと試してみるけれど改善がみられず、袋小路にはいってしまったように思えるときには、思いっきりシンプルな原点に立ち返ってみるのはすごく大切だと思いました。

前述の市川加代子先生の著書「治る力」のなかでも、お手当てをすることによって、人間の根源的な4つの営み、<出す=排泄>、<入れる=補給>、<巡らせる=循環>、<守る=免疫>を助けて応援することができ、人間が本来持っている「治る力」が引きだされるが、中でも、<出す>ことが特に重要だと書かれていました。その場合、人間を無数の穴があり、無数の通路が張り巡らされている袋とイメージして行うのだそうです。

お手当てのすごいなと思うところは、自分が自分の身体に対して主体性がもてて、イメージや、自分の意志をそのまま力として発揮できるところだと思います。薬や西洋医学に頼った治療ではなかなかそうはいきません。実際、重症といわれる腹水や胸水がたまるようなつい悲観的になってしまう症状も、根気よくお手当てを続けることで改善された例を聞くことは珍しくありません。

精神状態によって、呼吸が速くなったり、血圧に変化があらわれたり、自律神経の働きが乱れたり、唾液の成分まで変わることがわかってきた現代では心身相関の考え方は当たり前になっていても、病院で受けられる治療は、包括的な治療からは遠ざかっているのが現状です。古代の医学書に心のあり方と治療の関係がズバリ指摘されていたのは大変興味深いと思いました。

私が始めてお手当ての良さを体験したのは、長男を出産後、何度も乳腺炎を繰り返した時でした。婦人科でもらう薬だけでは、傷みや腫れがとれず、困って尋ねた産院で里芋湿布を教えてもらい、半信半疑で試してみたところ、7回も繰り返した乳腺炎をようやく克服できたのです。

すった生の里芋と小麦粉を耳たぶより少しやわらかく練ったものをガーゼに2、3センチの厚みにのばして患部に貼ると熱で4,5時間でパリパリに乾くので、又新しいものに変えるのというを、3日ほど繰り返しました。

その後、里芋粉という便利なものがあることを知り、常備するようになりました。サッカーをしている息子が足を捻挫してきたときには、手軽に里芋粉に水とビワエキスを混ぜて湿布をしてやると一晩で腫れがひき病院でもらうシップよりもずっと早く治りました。

里芋湿布について調べてみると、里芋にはムチンという物質が含まれ、このムチンは皮をむくと、グルクロン酸という解毒作用のある物質にかわるそうで、これが里芋パスタの毒だし効果を高めて痛みまで取ってくれるのだそうです。

でも理屈は後からです。先に「ああ、気持ちがいい」「あれ?痛みが軽くなってる」「腫れがひいた」というように良くなっていることが身体でわかるのがお手当てのいいところです。さらに根拠が加わるとやる気も俄然でてきますよね

是非、お試しください。
尚、市川加代子先生の「治る力」は取り扱いがございませんのであらかじめご了承下さい。

当店では、すぐに始められるお手当商品を数多くご用意しています。

手当に使う用品について詳しくはこちら
→ http://www.kenkousupport.com/category/287.html

加谷

食べ物の生命力をいただく食事が健康つくる(Vol.03) 猪股恵喜氏講演から

千年前の食品舎・舎長の猪股恵喜氏の講演会「魚は丸ごと食べなアカンよ!」の第3回(最終回)をお届けします。猪股氏は、体内にたまった毒を体外に出すためには、小魚などを頭から尻尾まで全て食する”まるごと”の食が大切と訴えています。

講演する猪股恵喜氏
講演する猪股恵喜氏

日本の食と玄米食の真実

今から話すことは、皆さんに身近な玄米についてです。これは、いろいろな悲劇を生んでいますが、玄米食の発芽実験をしたことがある人は大丈夫だと思います。
実は日本人は玄米食をした経験がないんです。玄米を食べている人の拠りどころは、”日本人は玄米を食べてきた”という思い込みであり、そのようなことが刷り込まれてきました。
種は条件さえ整えば何千年でも腐らない。それは植物の種の中のある成分が左右しています。種というのは賢く子孫を残すため、小さな種の中にたんぱく質ではなくて脂質でためようとする。だから、ゴマって油だらけでしょう。たんぱく質と脂質でエネルギー効率が倍くらい違います。
日本人がなぜ玄米を食べてこなかったなというと、アブシジン酸という毒があるためなのです。これは160度で壊れるので、太古の時代はモミを燃やして食べていました。
このアブシジン酸は種を残すための毒があり、別名、発芽抑制因子といいます。「春まで絶対に芽を出さないぞ」というホルモンがこのアブシジン酸で、動物に食べ尽くされたら種が残せないので適度な毒があります。だからスズメが食べているのは、あれはアブシジン酸ができる前のクリーミーな状態のモミを食べています。これが玄米の糠に入っています。
では、どうしたらアブシジン酸を消すことができるのか。12時間水につけると、条件が整ってさあ芽を出してもよいということになり、アブシジン酸は消えてしまいます。分づき米にして12時間水につけて毒性を消して少量のマキの熱量で炊くことができたわけです。
結果として日本人は玄米を食べられませんでした。
ところが発芽玄米って売っているでしょう。発芽玄米は、実は毒性が一番強いので十分に注意することが必要です。その理由は次の通りです。
1回発芽させた発芽玄米は、濡れたまま売るわけにはいかないので乾燥させます。乾燥させるとアブシジン酸が倍に増えているのです。
もちろん、全部まるごと食べると”よいことがある”というのは当たり前なんですよ。だって命を頂くわけですから。本当は日本人も玄米を食べた方がよいです。
ただ、今の玄米は温風乾燥をするものもあるので温度管理を間違うと種が死んでしまい、水につけてもアブシジン酸が消えないのですよね。
だから玄米を水につけててもいいし、脱脂綿の上に置いてもいいし、早ければ次の日には芽が出ます。そうして試したものは食べても大丈夫です。

まるごと食べると体内の毒が出る

奈良の大仏はご存知だと思いますが、ここに全体食(まるごと)と深く関わる事実が秘められています。
大仏には金メッキが施されていますが、電気がない時代にどうやって金メッキをしたかということですが、大量の水銀が用いられていました。水銀の中に金を入れて溶かしペンキ状にして塗布していたのです。そこに松明の炎を当てて600度以上にすると水銀が蒸発して金メッキになるというもので、昔はこのようなやり方でメッキをしていました。
だいたい水銀が5、金が1ぐらいの比率でメッキができる。だから奈良時代に60トンぐらいの水銀、約9トンの金が使われた計算になります。
ところが気化した水銀の毒が奈良盆地を覆ってしまい、それで正体不明の病気が出てきて遷都を強いられたといわれています。昔だから鉛の毒も”たたり”としか思えなかったのかも知れません。
水銀や重金属は怖い存在です。気化した水銀は猛毒で血液を駄目にしてしまうなどの重大なダメージを与えます。
“酵素”という言葉をよく聞くと思います。鍵と鍵穴の関係にあるのが酵素で、例えばここに亜鉛が入るとインシュリンができる。つまりインシュリンをつくる酵素は亜鉛が入るとはじめて亜鉛が作れるのです。ところが水銀などの重金属はこれを乗っ取ってしまいます。だから血液や酵素を乗っ取ったりして神経毒になったりするわけです。
この間、お世話になっている社長さんが面白いお話をしてくれました。
その方のお父さんは刺身が大好きで毎日、丼いっぱいに刺身を食べているそうです。ところが刺身ばっかり食べていると、内臓や骨、頭だとかは捨てているわけで、魚体の4割しか食べていないことになります。
ということは重金属が体内に蓄えられていることになります。それを外に出すための力は捨てている6割のところに入っているということでした。だからまるごと食べるのが一番よいのです。
アザラシとかイルカの肝臓を調べると、セレニウムがちゃんとあります。セレニウムや亜鉛には、悪い作用を抑える拮抗作用があり、毒を外に出してくれるのです。

全てを生かす発想で生まれた「だし&栄養スープ」

だし&栄養スープ

だし&栄養スープ

だし&栄養スープの開発に関してですが、私の親戚が50年掛けて製品化に取り組んできました。
本業は珍味屋さんで、毎日、製品を作るため魚の頭、内臓、骨、尻尾を捨て、命を捧げてくれるものを無駄にしてしまうことに疑問を感じ「これはダメだ、魚をまるごと生かすことを考えろ」ということになりました。そしてようやくだし&栄養スープに行き着ました。
普通のだしでは脂が酸化しますが、だし&栄養スープは酸化しないのが特色です。5年たっても6年たっても変化しません。そして製法に工夫し、スープには骨もまるごと溶けています。そこにも秘密があるのです。
圧力釜が有害だと聞いたことがある人もいるかと思います。高温を与えることでアミノ酸が変性して栄養が落ちてしまうのです。L型アミノ酸がD型に変わります。
このため、だし&栄養スープでは、圧力を与えて一瞬で気圧を下げ、低い温度で沸騰するようにして、骨まで乳化しています。
そして、くろごも”まるごと”です。まるごとではどういうことが起きるかというと、栄養以前のエネルギー体を食べることになります。お米は1粒で1000~1500粒分、ゴマでは4800~5000粒分の生命を生むエネルギーが宿っているのです。
重ねて申しますが、食べ物に善悪はありません。食べる方法、食べる時間帯、誰と食べるか、食べる量、こういう要素で食べ物が悪者にされてしまいます。ですが、食べ物が悪いといって変な食事療法をしてしまうとストレスがたまってしまいます。
食は癒しだからストレスの元になったら本末転倒です。変な健康法よりも私は食べ物をおいしくいただく方が皆さんが元気になれると思います。”囚われ”は人生を楽しくないものにしてしまうのです。
小さな魚は、できるだけまるごと食べて、毒を体外に出すようにしたいものです。ただ、必要以上に部分食、全体食にこだわり過ぎず、それが命に報いる道でもありますので、”できればまるごと食べたいですね”ということです。
くろごもだし&栄養スープも命を何も捨てていない、食べ物の尊い生命力をまるごといただく食品ですので、ぜひ朝食に導入してみて下さい。
<完>
「食べ物の生命力をいただく食事が健康つくる」(全3回)
講演会「魚は丸ごと食べなアカンよ!」から
講演者:猪股恵喜 氏(千年前の食品舎 舎長)
猪股恵喜さんの講演は今回で終了です。
温かい人柄が滲み出る語り口で「食は癒し」、「食べ物には善悪がないから、おいしく食べたらよいと思います」とおっしゃる猪股さんのお話は、健康のため毎日の食事に気を使う人にとって、大きな救いになることでしょう。多忙で苛酷な環境の中で暮らす現代人が、人間らしく生活していくための大事な知恵として、今回のお話をいろいろと生かしていきたいものですね。
・食べ物の生命力をいただく食事が健康つくる(Vol.01)
・食べ物の生命力をいただく食事が健康つくる(Vol.02)

松宮さんが作る無農薬・無肥料のレタス スーパージェリコを試食

こちらのレタスは、一般的な小売店などには流通されていない、少し珍しいレタスです。

ロメインタイプのレタスで、葉はほうれん草のようにまっすぐに伸びているものが多く、芯の部分まで柔らかく、甘みのあるしゃきしゃきとした食感で、とてもおいしいレタスです! 生産者の松宮さんは病気を克服した経験から無農薬で土壌の微生物が活性化するために日々、いろんな事を実験しています。 IMG_4054IMG_4058

スタッフでの試食の感想です。

・嫌な苦みが無く、やわらかな部分は甘くておいしいです。
・苦みが無く、シャキシャキとしていて、美味しかったです。
硬すぎないので、巻いて使う料理に使いやすいと思います。
・しっかりしたレタス。少し甘みがある。
・自然なかおりで、食べやすい。
・シャキシャキしていて、アマニオイルやオリーブオイルなどに合いそうです。
・レタス特有の苦みが無く、食感は肉厚でしっかりしている。
・歯ごたえがしっかりしている。味に癖が無く、食べやすい。
・シャキシャキしていて甘いです。歯ごたえがあって食べやすい。
・一口かんだ瞬間に、レタスの瑞々しい香りが口の中に広がります。
葉が肉厚で食べ応えがあり、農薬を使っていない為か後味が良く、野菜のうまみがあります。

意見としては、
・葉に厚みがあり、シャキシャキとしている。
・癖が少なく、甘みが感じられる。
といったものが、目立ちました。

サラダで食べる場合は甘みと食感を生かして、シンプルなオイル系のドレッシングと相性がよさそうです。

葉がしっかりとしており比較的まっすぐなので、感想にもありましたが巻いて使う料理との相性はとてもよさそうです。

サラダ春巻きや、焼き肉などを巻いてみたり、ご飯を巻いて手巻き寿司風なども美味しそうですね。

葉も肉厚な部分がありしっかりとしていますので、レタスしゃぶしゃぶや、レタススープにしても楽しめそうです。

がん克服サポート研究会が発行している「希輝通信14号」では、こだわりの自然農法でレタス栽培を実践されている生産者・松宮さんのお話を掲載しています。
過去、重い病に何度もかかり、その経験から微生物を生かした農法に目覚め取り組むようになったという松宮さんの貴重な体験談から、その一部を抜粋して紹介します。

松宮さんの人生は常に病との闘いがありました。20歳のとき胃がんになり胃や胆のう、十二指腸を摘出、その後も直腸がんの末期を宣告されるも、さまざまな方法を試して乗り切り、40歳を前にC型肝炎から肝硬変、50歳では再度直腸がんを患い、また潰瘍性大腸炎にも悩まされていました。

いろいろな治療方法を試す中で、松宮さんはある発酵バイオ食品と出会い、36年間患っていた潰瘍性大腸炎がわずか1ヶ月で治りました。

今までさんざんサプリなどを試しても治らなかったのに、わずかな期間で潰瘍性大腸炎が治ったことは、松宮さんにとっては驚愕の出来事でした。

このことがきっかけとなり、微生物に興味を持ち、実際に自分の畑でも試したところ、驚くような収穫量と美味しさを両立した作物づくりができるようになり、自然本来の循環を取り戻さなくてはいけないということに気づいたと、松宮さんは話します。

「その頃から日常生活では完全にベジタリアンになっていましたが、今まで持病だった高血圧が治り、鼻炎アレルギーが治り、不整脈が治り、前立腺肥大がわずかな期間で治ってしまいました。自分が患っていた病気のすべてが治ったのは、身体の中に生きている微生物を元気にしたことだとわかったときには、目からウロコが落ちる思いでした」。

「私たち人間も、畑も同じなんだ」。このことがわかったことで、松宮さんの人生は一変しました。今まで薬やサプリに頼って病気を治してきたことがいかに馬鹿げているか、そして自分自身が自然の環境を大きく踏み外した社会環境を作っていることに気づいたとき、創業した化粧品メーカーを辞め、命を助けてくれた微生物のすごさを広げる仕事と啓蒙活動を始めました。そしてビジネスに没頭する生活から60歳を機に大阪から長野県に居を移し、自然との調和と自然農法を学ぶ場をつくりました。

「自然の中で野菜や米を育てるうちに、体もすっかり元気になりました。若いときから病気ばかりしていたので、健康と農業には非常に興味がありました。元気でなければ何もできないし、楽しくありません。ですから元気でおいしいレタスを作る今の生活は理想の生活です」と松宮さんは語っています。

こちらでも↓松宮さんが歩まれた人生のストーリーなども紹介しています。

レタスを作っている松宮さんのHPはこちら↓
グリーンプラネット軽井沢 http://gp-karuizawa.com/index.html

健康サポート専門店農園でもスーパージェリコを無農薬・無化学肥料で筋蒔きで育てていましたが、松宮さんの作ったレタスの方が甘くうまいっす。

retasu1

健康サポート農園では上記のような形ですが、同じ種類でも松宮さんのレタスと葉の形が違っています。育て方・土などにより随分変わるものだと思いました。

スーパージェリコは固定種です。お得意様のみ有機レタス・スーパージェリコ【固定種】10g (1g 900粒)を特別価格で販売中です。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください!

食べ物の生命力をいただく食事が健康つくる(Vol.02) 猪股恵喜氏講演から

千年前の食品舎・舎長の猪股恵喜氏の講演会「魚は丸ごと食べなアカンよ!」の第2回をお届けします。猪股氏は、行き過ぎた糖質制限など”囚われ”の食事療法に警鐘を鳴らす一方、「食は癒し」であり、おいしく食べることが大切と語っています。

講演する猪股恵喜氏
講演する猪股恵喜氏

母のお握りは無償の愛の味

毒にも薬にもなるのが食べ物です。一番毒になるのは”嫌な人と食べる”こと。食べ物は気の合う人と食べて下さいね。要するに、食べて楽しいと酵素活性がよくなるんですね。
消化もできるし解毒もできます。
食べ物というのはお母さんのお握りなら、食欲がないときでもおいしいものです。あれは無償の愛で握ってくれているから消化もいいし便秘にもならないのです。
おいしい料理屋さんというのは、母の味と似たところがあります。お客様においしいものを食べてほしいという思いが食べ物に表れています。
私どもの製品も、何度も工場を変えました。

古代食くろご

古代食くろご

「古代食くろご」は、お母さんのお握りと一緒で気持ちが入るんですよ。「だし&栄養スープ」もそうです。家族の健康を考えてお母さんが一生懸命作ってくれたのは何でもおいしいですね。家庭の味であって調味料の味ではないのです。
工場で作るということは工場がお母さんになります。嫌々作られたら、おいしくないですしパワーが落ちます。
なんで嫌々作るかといったら、くろごは成分を守るために顆粒加工をしていません。顆粒加工にすると余計な熱が加わりたんぱく質が変性します。
ですが顆粒加工をしないとパイプラインを通らないのです。だからほとんどの仕事が手仕事になります。もちろん成分を壊さないための工夫を施した機械は使います。くろごはその代わり本来の生命力が残っているのです。

古代食くろご(800g)
http://www.kenkousupport.com/item/32636.html
天然ペプチドリップ だし&栄養スープ 500g
http://www.kenkousupport.com/item/32637.html

時間医学の話の続きになります。夜8時から朝4時までは吸収と代謝の時間になりますが、この間には修復も行われます。夜、10時以降から体の修復が始まります。「だし&栄養スープ」の場合はペプチドリップなので消化酵素が一切いらない。すでに消化された状態なので、夜寝る前にも飲んでも体に負担を与えません。

囚われの食事療法は人生をつまらなくする

そして時間医学ではさらに興味深いエピソードがあります。これは毎日の生活に応用できます。
午前2時~3時は、胃や十二指腸潰瘍の痛みや発作が多い。午前3時~5時には虫歯が最も痛む。また夜勤の人が最も眠くなって、夜の工場で事故が起きやすいのもこの時間帯です。喘息の発作も起きやすい時間です。
だから喘息の発作の予防薬は夜飲むと副作用も少なく効果的です。
体温が下がった朝4時から5時台に男性の自殺が多いです。だから、うつ病は寒くて体温が下がる11月から3月の間に多いのです。1日で体温が最も下がるのはこの4時から5時。
7時、午前中はインシュリンの分泌が少ないので、糖尿病の方、糖尿病予備軍の方は極力朝食を少なめにし、昼食に重きを置くようにします。
行き過ぎた糖質制限はお勧めできません。するなとは言いませんが、囚われの食事療法だけは止めた方がよいです。食事療法がストレスになると本末転倒です。また糖質制限をすると、脳内物質の分泌も悪くなります。
嫌な人とご飯を食べるのも嫌でしょう。毎日、食事療法でまずいものを食べるのも、もちろん嫌でしょう。食べ物には善悪がないから、おいしく食べたらよいと思います。
普通、体は信号を発します。その信号に素直に従うのが野生動物。野生動物というのは病気になったらじっとして食べないで治します。体の酵素を消化に使わずに体の回復の方に使うわけです。
15時から16時の間に運動能力が最大になります。100メートルの記録を狙う大会があるとすると、決勝戦をこの時間帯に持っていくと日本でも9秒台が出るかもしれません。一方で交通事故の死亡率が最も高くなるのもこの時間帯です。また虫歯の痛みが和らぐ時間帯でもあります。
女性が一番喜ぶ、15時ごろは何を食べても太りにくい時間帯です。太りたい人は20時頃に食べましょう。不健康に太ります。17時~19時までは味覚が最高で血圧も良好です。食事もおいしく感じられ、この時間帯に塩分を多めにとっても、むしろ血圧が下がってきます。
減塩も寿命を縮めるリスクがあります。人間の体で一番必要な栄養はお塩ですからね。塩がないと胃酸が作れません。胃酸が作れないと消化ができず、食べたものがお腹の中で腐ります。減塩している人は、消化できないから便が腐敗物質ばかりになるようです。
塩をとらないとなぜ駄目かというと、食の楽しみがなくなるという点も大切です。毎日、塩抜きの食事を食べれますか。それは囚われの食事療法です。食事療法ほど辛いものはないです。
食は癒しです。癒しがないと病気は治らない。まずいもの食べて我慢して病気治すのは無理です。命を捧げてくれる食べ物にお前は悪者だとか言ったら怒っちゃいますよ。米一粒を食べたら1000粒から1500粒分のエネルギーをもらっていることになります。そういう中で、お米を食べるなという糖質制限には疑問を感じます。

薬の効果のみ追求する西洋医学の危うさ

漢方薬に喘息の薬で麻黄というのがあります。これは緩やかだけど非常に効く薬です。ところが西洋医学的な発想でその喘息の薬が何で効くんだろうと研究し、エフェドリンという成分を特定しました。
その後、エフェドリンで喘息の薬をつくったところ劇的な効果が得られました。ですがアメリカではそのエフェドリンの副作用により亡くなる人がでるなど、深刻な問題になっています。麻黄だったら死なないのです。その成分の一つだけをとったとき、そのような事故が起こる。効き目は激烈に上がるのです。
これは調和が乱れているということです。例えばホウレンソウを食べると石ができるから、石ができる人はホウレンソウを食べるなと言うでしょう。これもおかしい話で、ホウレンソウからシュウ酸だけをとれば、試験管の中で石はできる。でもホウレンソウでは石はできない。これは還元主義といって複雑な生命体から一つのものだけを抽出する方法です。怖いことですがこれが薬の世界です。だからサプリメントでもビタミンCという単一成分だけをとるというのは、ちょっと異常ですね。
・食べ物の生命力をいただく食事が健康つくる(Vol.01)
・食べ物の生命力をいただく食事が健康つくる(Vol.03)

食べ物の生命力をいただく食事が健康つくる(Vol.01) 猪股恵喜氏講演から

千年前の食品舎・舎長の猪股恵喜氏の講演会「魚は丸ごと食べなアカンよ!」を3回のシリーズでお届けします。「くうふく自然良法普及会」の会長も務める猪股氏は、忙しい現代人の健康について、食習慣や時間医学の観点から朝食の問題点を指摘。また食べ物の命に報いる”まるごと”の食を提唱しています。

講演する猪股恵喜氏

講演する猪股恵喜氏

愛情こめた朝食が招く現代の悲劇

まず、「千年前の食品舎」という名称についてですが、人が千年も食べ続けた食品は長い年月の中で安全性が認められているということで命名しました。
これは古代食のことですが、もちろん千年前の食品を売っているいるわけではありません。私どもで扱っている「古代食くろご粉末食品」、「だし&栄養スープ」は野生種の機能性食品で、人は1日1回”野性”を食べると、元気になれると考えています。
そして私は「くうふく自然良法普及会」というのをやっているんですけど、西医学などの書籍を読むと、朝食有害説だとか、いろいろな話がありますよね。その裏付けを今から皆様にお見せしようと思います。
では、例えば独身男性がきれいなお嫁さんを見つけて結婚したとします。奥様が手づくりした弁当や朝食を、そのご主人は毎日欠かさずとるわけです。そして朝食をしっかり食べる習慣を3年ぐらい続けると糖尿病予備軍になります。だからご主人には朝ご飯を食べさせては駄目なのです。
その理由を説明しましょう。日本は世界でも経済大国と呼ばれていますが、その最前線で働く企業戦士は晩御飯が遅いんです。午後5~6時に食べれるわけがない。10時前後というのが普通です。
しかも奥様が愛情をこめて作ってくれた食事なので当然おいしいから、余計に食べてしまう。そのまま胃袋に食べたものを持った状態で次の日の朝を迎えると、奥様はご主人のために朝食を用意する。
テレビとかでは「朝食は食べなあかんよ。朝食を抜いた子どもが学校で倒れるんだよ。頭の回転が悪くなるよ」と、盛んに言っています。それを信じて奥様たちは、ご主人のことを考えて真剣に朝食を作るわけですね。
糖尿病で済めばよいけれど、腎臓にまできたりね。経済的には買った服があわなくなる。一度出た腹をへこますのには並々ならぬ努力が必要です。年を取ると人の細胞は減っていきますが、脂肪細胞が膨らんでカバーするという皮肉なことが起きます。

満腹のリンパ球は働かない

それでは、なぜ”朝食がダメか”というメカニズムをご覧いただきます。
これは米国のゴーラム博士からいただいている映像で、この画像はリンパ球が癌細胞に食べられているところです(写真=1)。なぜこういうことが起こるのでしょうか。

写真=1 リンパ球が癌細胞に食べられているところ

写真=1 リンパ球が癌細胞に食べられているところ

通常、リンパ球は血液中の汚れを貪食して掃除します。食べ物は栄養にもなりますが、消化できないものは、血液中にいろんな毒物として未消化物として表れます。お腹が空いたリンパ球はそれを食べるんですよ。
ところが晩御飯が胃袋に残ったまま朝ご飯をしっかり食べると、リンパ球は満腹なので、癌細胞が来ても無視してしまうのです。もっとショッキングな写真は、癌細胞によってリンパ球が崩壊している様子(写真=2)です。

写真=2 癌細胞によってリンパ球が崩壊

写真=2 癌細胞によってリンパ球が崩壊

良かれと思って用意した朝食が、ご主人の体の中でこのような現象を招いている。しかも職場ではストレスが山ほどあります。ストレスがあるとリンパ球も当然、元気がなくなってしまう。
朝食は運命を変える要素が強いのです。朝食をしっかり食べる人ほどこういう現象が起きやすい。
今度は朝ご飯を食べない人の場合ですが、NK細胞が癌細胞を殺しています(写真=3)。お腹が空いているとこの現象が活発になります。お腹が空いたリンパ球からしてみたら癌細胞ってごちそうなんですね。がぶっと食べてしまう。癌に食べられてしまうか、それとも食べてしまうのか、それは朝食に掛かっています。

写真=3 NK細胞が癌細胞を殺している

写真=3 NK細胞が癌細胞を殺している

25~26歳になると、人は1日10億個の細胞が失われる

人間は25、26歳を過ぎると、1日で細胞が10億個減っていきます。日本人の平均寿命をみると、男性が79.55歳、女性が86.30歳。いろいろな説があるのですけど、生理期間の年数がこの寿命の差に表れているという話もあります。要するに、汚れたものを捨てる力が女性は神様から授けられていて、男性より長生きするということです。
ところが健康寿命では、男性は介護を9年以上受けなければならないのです。女性の場合はもっと悲惨で約13年介護が必要とのことです。親御さんの介護をした経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、朝食がそれを決めてしまうのです。
何で日本に朝食が広がったかというと、昔、道元という曹洞宗をひらいた偉いお坊さんがいて、中国から朝粥の習慣を持ってきたのです。それが朝食として武家社会で普及し、元禄時代になり武家から商人へ広がったと言われています。世界的にみても朝食を食べる食文化が生まれ普及したのは近代以降です。
現代の食べ物は不可思議な世界に入ってきていて、飢えを救った反面、病人も作り出しました。
我々が今ここに存在する起源は35億年~40億年前とかいろいろな説がありますが、だれか祖先の一人が欠けたら私たちはここにいないといえます。我々は強い祖先から命をいただいているのです。
植物の世界もそうです。何代何代と延々と続いても一つ弱い植物が出てくると子孫が残せず種が途絶えます。
ところが農薬とか化学肥料が出てきて、本来は強者しか残れないのに弱者がそのまま成長してしまいました。どういうことが起きてきたかというと、食べ物に生命力がなくなってきた。食べ物というのは栄養である以前に生命力なので、朝はその生命力を食べるべきなのです。

時間医学で見えてくる食と健康

そして”朝ご飯を食べない方がよい”というもう一つの理屈が「時間医学」です。
時間医学とは生体リズムを研究する学問の考え方を医学分野に取り入れたもので、欧米では19世紀から研究が進められてきました。ある特定の病気が発症しやすい時間帯を見つけて、病気予防や治療に生かす試みを行っています。
例えば午前4時から正午までは、人の体では排泄の時間帯です。朝起きて黄色いおしっこがでるのは、腎臓が血液をろ過して汚れを集め排泄するという仕組みがあるからです。おしっこが溜まってくると目が覚めるようになっています。それを邪魔するのが朝食です。食べると消化に血液を使うから排泄ができないのです。
ただ成長期の子どもは別で、1日に5回でも6回でも食べさせてもよいです。
1日で10億個の細胞が減っていく体になってきても、食べ物を減らさないからおかしくなってくる。しかも朝食も減らさないから排泄ができなくなる。夜中にできた老廃物を出さないのですよ。
正午から午後8時までの時間帯が消化に適しているのです。肉を食べたかったらお昼ご飯で食べればよいのですよ。
だから夜8時を過ぎて、仕事で疲れ果てて帰宅したご主人に晩御飯で肉を出すのはちょっと可哀想ですね。たぶん消化できない。肉は消化に8時間ぐらい掛かります。
・食べ物の生命力をいただく食事が健康つくる(Vol.02)
・食べ物の生命力をいただく食事が健康つくる(Vol.03)

パッションフルーツ試食

「萬寿のしずく」を開発・製造されました、「株式会社 熱帯資源植物研究所様」生産の、パッションフルーツを試食しました。

Rapture-20150611-135439

株式会社 熱帯資源植物研究所様は、EM(※1)農法を活用し、蘭、パパイヤの連作のほか、本来沖縄では不可能とされてきた梨(幸水)などの植物の生育にも挑戦しておられるそうです。

2011年からはマンゴーとパッションフルーツを育て始め、
送って頂きましたパッションフルーツは、春と初夏、年2回収穫をされるそうです。

※1 EMとは

Effective(有用)Microorganisms(微生物群)の略語で、
“共存共栄する有用な微生物の集まり”という意味です。

EMは特殊な微生物ではなく、自然界に生息分布している微生物の中から、
自然界を浄化する働きや物質の生合成を行う働きを持つ有用な微生物を、
人間の手によって培養させた複合微生物集団を培養液としたものです。

EMを使用することにより、土が生き生きし、農薬や化学肥料を使わなくても作物が豊かに実るようになります。

また、抗酸化力が高い為、物が腐ったり病気などを防ぎます。
(我家で飼育中のハムスターも、微生物を活用した土での飼育をしています。
排泄物などの臭いなども気にならず、小さな動物にも有害なものが含まれていないので、ハムスターも人間も、とても快適に過ごすことが出来ています。)

パッションフルーツは、フルーツソースやフレーバーに使われることが多く、直接いただく事が無い為、どのように試食するか迷いましたが、種も食べれるとの事でしたので、そのまま頂いてみることにしました。切る前から香りが強く、とてもインパクトがあるフルーツでした。

食べる果実の部分は、濃いオレンジ色で、水分が多くサラサラしています。
非常に味も濃くて、酸味が強く香りの高いフルーツでした。
そのまま食べるとインパクトが強いので、他のフルーツと混ぜてスムージーにしたり、アイスクリーム、ヨーグルトなどと一緒に食べたりするのがよさそうです。

種はパリパリとした歯ごたえで、渋みなどはなく不思議な触感でいいアクセントになっていましたので、そのまま食べる場合は、種ごといただくのがお勧めです。Rapture-20150612-112032

■■パッションフルーツの主な栄養成分■■

可食部100gあたりの成分
エネルギー    64kcal

水分  82g

たんぱく質   0.8g

脂質   0.4g

炭水化物   16.2g

灰分  0.6g

コレステロール   0

※ビタミン※

カロテン   1100μg

E   0.2mg

B1   0.01mg

B2  0.09mg

ナイアシン   1.9mg

B6   0.18mg

葉酸   86μg

パントテン酸    0.63mg

C   16mg

※無機質 ※

ナトリウム   5mg

カリウム   280mg

カルシウム   4mg

マグネシウム   15mg

リン   21mg

鉄   0.6mg
(五訂日本食品標準成分表より )

■■注目成分■■
ナイアシン
ナイアシンは体内で酸化還元補酵素として働き、
食品から摂取した糖質や脂質をエネルギーに変える作用があります。
ナイアシンには、血液の流れをよくする作用があるので、 皮膚の細胞まで栄養が運ばれ、お肌の新陳代謝も活性化されます。

そのため、ナイアシンには、紫外線などによる日焼け、加齢による
シミやソバカス、毛穴の黒ずみ などへの改善の効果があるといわれています。
また、アルコールを摂取すると体内にアセトアルデヒドという物質が作り出されます。

アセトアルデヒドは悪酔いや頭痛、吐気などの気分が悪くなる症状の原因になりますが、ナイアシンはこのアセトアルデヒドを分解する効果もあります。

ナイアシンに期待される効能
・皮膚の機能を正常に保つ効果
・血行をよくし、シミやソバカス、毛穴の黒ずみの改善効果
・アセトアルデヒド分解による二日酔いなどの防止効果