35億年前、生物はH(水素)とO(酸素)で構成されている水(H2O)の中に誕生しました。したがって、生物の生命活動を活性化させる鍵も、生物の生存を脅かす要素もHとOからなる物質の中に存在していると考えられます。
第一章 活性酸素 
スーパーオキサイド 
化学式 <活性酸素は解毒されて水になる> 
ここに、単純明快な理論があります。
上の図は、それをより分かりやすく示したもので、人間が呼吸をした際生じる体内の化学変化を絵で示しています。4つの電子と陽子が酸素と結合することにより(化学式参照)、人間は4電子・4陽子還元作用 という変化を無意識の内に体内で行っています。
しかし、これは何も驚くべき現象というわけではありません。
この化学式は、三十数億年も前から生命体が常に行い続けてきた体内メカニズムの1つであり、生命体が生きるために授かった「超能力」とも言える変化なのです。
< 消 化 管 の 話 > 
人間の体内で最も活性酸素が発生しやすい場所、それは胃と腸になります。
嫌われ者のスーパーオキサイド・過素化水素・水酸化ラジカルといった猛毒が体内に発生すると、直ちに消化液と言われる物質が働き、先ほどの化学式のような毒消し作用を体内で行ってくれるのです。
図で説明すると
まず通常の場合、食物と共に体内に入った酸素は体内に存在しているH+ によって徐々にプラス150mV~マイナス250mV へと無毒化されていきます。
嫌気性・・・ビフィズス菌 等の乳酸菌系
好気性 ・・・大腸菌・ウエルシュ菌
※ 好気性=酸素を好む
この異常発酵は病気の原因になり、消化液がなければ人間はすぐに病魔におかされ、生きていくことすらできないのです。
「毒消しのエース」消化液 
消化液は酸性の物質であり、酸性は水素イオン濃度が多いことを意味しています。
第2章 環境の過酸化 
人間社会の経済活動が急速に拡大し、エネルギー資源を大量に使う社会に移行してから、生命体の天敵である活性酸素も増加していきました。
その結果、生命体の内と外に酸化物(生命体にとって毒物的な存在)は充満し、生命活動の根本原理(酸化還元反応が円滑に作用する)が働かなくなってきているのです。
第3章 自然が育んだ力 
もはや過酸化型環境にドップリと漬かっている私たち、その世界から逃れるためには、一体何が必要なのでしょうか?
・野菜
薬水 
本来の水の効果である食べたモノの栄養素を吸収し、生体毒を体外へ排出する(汗・尿)作用を、更に効果的に助けてくれる水
これらは全て、自然が育んでくれた力であり、この「自然のパワー」により生命体は活性酸素から今日まで身を守り、生きながらえてきたのです。
1)自然界に存在している
その限りなく「自然のパワー」に近い水、それが電気分解から生成される陰極液つまり還元水なのです。
第4章 水であって水でない還元水 
電気エネルギーという物理現象によって、資質がまったく変わった水を還元水と呼びます。
水に外部からエネルギーを与えると、水に含まれるイオン種の輸送によって、陰極液はもとの水の性質とは異なる資源へと変化します。
還 元 水 の 成 分 
pH 約 9.5付近 酸化還元電位 マイナス250mV (ミリボルト)(ビタミンCはマイナス50mV程度) アルカリ金属 Ca  Mg  Na 溶存酸素濃度 約 5~6ppm  (水道水は約 8~10ppm) 還 元 成 分 孤立の OH–  水の分子集団 水の約1/2 
mV (ミリボルト) 酸化還元単位-ORPの単位のこと。
酸化還元電位とは、ある化合物が他の化合物を酸化、あるいは還元する能力の指標を表している数値。
第5章 還元水5つの役割 
① 溶解性
② 中和能力
③ 酸素コントロール
④ 発酵物質の抑制
⑤ 活性酸素 消去能力