水とミトコンドリアの関係-ダイジェスト版製作記事

「水の科学」を読んでいくと「ミトコンドリア」について説明がありました。ミトコンドリアについては、ネットなどを見て、探索していくと結構面白い話がありました。ただその信憑性がどうなのか、裏付けをとるのが難しく思いました。

以下は「ミトコンドリア」の補足です。

ミトコンドリアとは、細胞の中にある小さな器官のひとつです。酸素を利用して、糖や脂肪酸からATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー源を作り出します。ATPの生成過程は細胞内呼吸とも呼ばれ、ミトコンドリアの合成酵素軸の回転によって生成されます。

そしてミトコンドリアの回転のためのエネルギーには、水の存在が不可欠なのです。希輝通信14号でも、取り上げられているように、水が体液をつくる元となるのですが、体は細胞膜の「ウォーターチャンネル」というところで体液をつくります。ただし水が「ウォーターチャンネル」を通るためには水が解離していることが条件となります。水素水(還元水)だから解離しているとはまた違うのです。

水が解離していると細胞内に入りやすいからです。このように解離した水によってできた細胞内での体液がミトコンドリアの機能に重大な影響を与えているのです。

ATPは細胞の活動に欠かせないエネルギーです。呼吸、消化吸収、生殖、解毒、排泄、感覚、感情など生命活動すべてにおいてATPが使われています。ATPなければ心臓も動かないのです。生命体はミトコンドリアに操られていると指摘する生化学者もいます。つまり、「水」がなければミトコンドリアは存在できず、ひいては生命体自体が存在できないということになるのです。

加齢や悪い生活習慣によって、ミトコンドリアの数は減っていきます。すると、ATPをつくる力が落ちるため、疲れやすくなり、頭の回転も鈍くなります。しかも健康体であれば、オートファジーといって、古くなったミトコンドリアは壊されて、新しいミトコンドリアが作られるのですが、悪い生活習慣を続けていると、この機能が衰えます。

悪い生活習慣とは、たとえば「運動不足」や「過食」です。運動不足になると細胞内でATPが余り、ATPのニーズが減ることで、ミトコンドリア自体も減少します。また「過食」だと、飢餓状態で働く酵素の働きが抑えられ、その結果ミトコンドリアがつくられなくなります。
「カロリー制限と運動」といえばダイエットの王道とさえいえますが、やせるばかりでなく、ミトコンドリアの質と量を保てば、老化を抑えることにもなるのです。

つまり、ミトコンドリアを活性化させることが、老化抑制はもちろん、ガンなどの難病にも効果があり、たとえば希輝通信11号で取材させていただいたミトコンドリア博士の西原勝也先生の免疫病治療法にも結びついていくのです。

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