先日、関西のIT関連イベントに行ってきました。印象深いテーマがありご紹介します。
最初のセッションの大きなテーマは、”テクノロジーが先が人が先か”。
技術革新が進む今日では、人の暮らしをとりまく経済・環境・教育・健康や医療の現場でもたびたび議論されるテーマです。
●”Be Inovative!=人間の力では解決できない問題もテクノロジーの力で解決していくことが出来るんだ”
●”Back to Human!=メディアやテクノロジーによって生活環境がいかに変わろうとも人間自身は変わらないんだ”
イベントの冒頭、スクリーンには左側に高層ビルが立ち並ぶ都会、右側に緑の美しい竹林の姿が左右対称に映し出されました。一見すると相反する価値観に見えますが、身近な出来事やメディアで伝えらるニュースを振り返ってもどちらも真実であるとの印象です。
登壇者の結論は、”人間は、深く感情を揺さぶられる体験をすれば変わる。デジタルテクノロジーの発達によってより私たちは人間らしく生きることができる”というもの。深い感情とは「愛」「友情」「勇気」「好奇心」「共感」「賞賛」「妬み」「皮肉」「正義」「ユーモア」などなど ポジティブとネガティブな言葉が並びます。
また、デジタルテクノロジーが人を変え、豊かにする事例として、四肢に不自由がある子供たちが、目の動きによって、楽器を操作する技術を学び、コンサートを開くという映像が紹介されました。 演奏を終えた子供たちの笑顔と鑑賞者の拍手は感動的でした。
『身体を使うことで達成感を得てもらうために、敢えて難しい楽曲に挑戦してもらいました』とは、そのディレクターの言葉です。
次のセッションは、あのホリエモンこと堀江貴文さん本人が語る『予防医学とテクノロジーの可能性』がテーマでした。幾分ほっそりとされ、健康の大切さを語る姿は、時代の寵児と言われた頃とは、別人。結果にコミットする某ジムも通っておられるとか。胃がんの原因とピロリ菌の関連性から、検診を啓発するキャンペーン活動をされ、自ら取材も。
二つのセッションを聞き、その内容も気になりましたが穏やかに健康の大切さを語るホリエモンを目の当たりにし、前のセッションで最後に映し出された言葉に改めて納得。
”人は深い感情体験で変わる。今日が一番新しい自分・人生最高の日”
スタッフ ナガヤ