写真:シャープ MZ-731
これまでお仕事はシステム屋としてネットワーク構築、システム運用、提案からプログラム設計やコーディングが主なことでした。その原点は、私が中学生(今から30年近く前だな)の時に当時シャープに勤めていた叔父さんのつてでパソコンを買ってもらったのが出発点だったように思う。今ではパソコンというのが一般の方にも認知されているのだが、当時はコンシューマ市場という市場も形成されていないころでした。
多分、当時は「オタク」という文化すらなかったと記憶している。
まぁラジオ少年に毛の生えたようなものでした。
この写真は当時買ってもらったパソコン(当時シャープでは「クリーンコンピュータ」と呼ばれてました)の「MZ-731」という機種でテープドライブ(カセットテープでした)とプロッタプリンタが標準装備のもので、メモリも64Kバイトという当時では途方もない大きなメモリを付けていて、決して埋めることはできないだろうと思ってました。当分8bitパソコンで十分とも思えた。当時からBASIC言語でアルゴリズムを組んだり、ゲームの設計やらをして友人たちとその「プログラムの美しさ」を競ったものでした。
今では自宅で64bitのパソコンを自作し、8Gbyteものメモリを有してもなお、メモリを使い切ってしまうようなOSとツールで、当時よりも巨大な空間で右往左往しなければならないことがおかしくてたまらなくなることがあります。時代は変わったものです。物は良くなったのだろうけど、心はどうだろうか?
本日の更新も、乾でした。