意識して水を飲む

「水を1日2リットル飲みましょう」というような文章を目にされた方は多いと思います。水を飲むことを勧める健康法はたくさんありますが、単に水を飲むだけでなく、イメージと組み合わせる方法をご紹介します。

順天堂大学医学部教授で、自律神経研究の第一人者として著名な小林弘幸さんは著書『自律神経を整えるゆっくり健康法』の中で、「全身に水分が行き渡り、胃腸が活発に活動を始め、サラサラな血液が細胞の一つひとつに届いている」ことをイメージしながら水を飲むと、効果が高まると述べています。

「何気なく水を飲む」のと「意識して水を飲む」のでは、自律神経という側面から見ると、まったく数値が違ってくるそうです。「自律神経と人の意識はそれくらい密接につながっている」と小林教授は強調しています。人間はそれだけイメージに左右されやすいという一つの証左でもあるでしょう。

水分を十分摂らないと、血液は濃くなり、静脈の流れも悪くなり、細胞に十分な栄養と酸素を運ぶことができなくなります。お金もかからず手軽にできる方法なので、是非一度試してみて、その効果を実感していただければと思います。なお小林教授によりますと、人間が1日に必要とする水分は3~4リットルですが、これは食べ物も含めた水分量なので、飲料としては1.5リットルを目安とすればいいようです。

スタッフ 中家

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