健康サポート専門農園には無農薬で行っているせいかハチがたくさん飛んでくるそうです。それを見て坂井社長が「ここで養蜂ができないかな?」という話になりました。
ロハス(LOHAS)=Lifestyles of Health and Sustainability、
地球環境保護と健康な生活を優先し、人類と地球が共栄共存できる持続可能なライフスタイルを目指したいとのことで(?)、その一環として養蜂もという事です。
そこで、養蜂を始める場合に必要なことを調べました。
これから養蜂を始めたい、という初心者向けの良いホームページが
ありましたので、そちら(下記サイト)を参考にさせていただきました。
ビートピア:http://www.b-topia.com/
<養蜂開始に必要なもの>
種蜂の他、養蜂具として巣箱、継箱、巣枠、巣礎、巣脾、給餌器、電気埋線器、隔王板、王籠、離蜜器、燻煙器、面布、蜜こし器、蜜刀、ハイブツール、蜂ブラシ等が必要。
大手の養蜂場等がスターティングセットを販売しているので、これを利用するのが無駄がなく便利。
<費用>
種蜂1群と養蜂器具一式で、12~15万円程度かかる。2群、3群と増やしていく場合、人工分蜂や自分で巣箱を作ることで、費用を大幅に削減することも可能。
<飼育届>
プロの養蜂家でなくても、飼う時には、飼育届けが必要となる。必ず所轄の家畜保険衛生所を通じて「ミツバチ飼育届」を都道府県知事に提出すること(「ミツバチ飼育届」に基づき、腐蛆病などの伝染病の検査が実施される)。
また、地区の養蜂組合・養蜂協会に加入すると、わずかな会費で養蜂の研修や資材・飼料(砂糖)・ダニ駆除剤の購入斡旋などの便宜を図ってくれる)
<開始時期>
始めるなら、春か秋が良い(初心者の場合は越冬時に失敗することが多いため、蜂群が勢いを増す3~4月頃がお奨め)。
この時期に始めると、その年の5月に採蜜することも可能だが、1年間は蜜を採らず生態をよく観察することが飼育上達の秘訣。9月頃に始める場合は、ミツバチの生態を勉強しながら越冬経験を積むことができる。翌春の増勢がうまくいけば、春に飼い始めた場合に比べて採蜜量も多くなる。
<蜂場に適した場所>
・日当たりの良い場所。
・半径3km以内に蜜源植物が多い場所。
・北風が強く当たる場所は避ける。
・湿地を避ける。
・人家が建て込んでいたり、近くに幼稚園や学校・児童公園などがある場所は避ける。
・近くに畜舎などがあって糞尿の臭いが立ち込める場所は避ける。
<種蜂の選び方>
趣味の養蜂を楽しむには、信用ある業者から扱いやすい種蜂を仕入れることと、ミツバチたちが快適に過ごせる蜂場を確保することが重要。
種蜂は普通5~6枚群で、輸送箱に入れられて販売されており、女王蜂は1年生で体躯が大きく、巣脾には有蓋蜂児が多く、貯蜜は適当量存在するのがよい種蜂とされているが、こうした種蜂を購入するには相当経験が必要となるため、初めて購入する人は信用ある養蜂業者を選ぶことが最も重要となる。
<勉強>
ミツバチや養蜂に関する出版物を少なくとも1~2冊は読んでおいたほうが良い。
養蜂器具を販売している大手養蜂場や趣味で養蜂をしている先輩達にアドバイスをもらうのも良い。
<その他>
●ミツバチは自立しているため、ペットのように毎日かかさず餌をやったりする必要はない。(花が少ない冬は、1~2週間に1回程度、砂糖水を与えたり、春には分蜂しないように巣箱を点検したり、秋にはスズメバチの駆除対策をするなどの対応が必要)
●基本的にはどこでも飼える。自宅の庭でもベランダでも、巣箱を置く1m四方のスペースがあれば飼える。(ミツバチは余程の事がない限り人を刺すことはないが、近くに通学路があったり、人家が密集している場所は避けた方が無難。)
●近くに蜜源植物がなくても問題ない。(ミツバチの行動範囲は半径2㎞もあり、かならず蜜源を探し出す)
●蜂蜜は1年に1回採れる。
養蜂というと、専門家の方がされているようなイメージがあったので、「趣味の養蜂」というのがあるとは驚きました。
「ペットほど慣れなれしくはなく、草花ほど無愛想ではない。適度な距離感があるのがいい」のだそうです。近い距離感で親しむよりも、お互いのタイミングや予定を尊重して付き合うようなタイプの方に、より向いているのかもしれません。
今まで養蜂なんて考えたこともなかったので、調べていて面白かったです。
勉強する機会をくださった坂井社長に感謝です。
こなか