少し前にTVで、私も大好きな“香り”の周囲への害について特集していました。
香りの公害・・それを「香害」というそうです。
具体的にどういう状況を指すかというと、
・ご近所さんのベランダでの喫煙によりタバコ臭が家に流れてくる
・ご近所さんの使われている洗剤や柔軟剤の香りが風にのって家の方にくる
・オフィスなどで、周囲の人が卓上アロマなどを使用することにより香りがくる
などです。案外気づかずにご迷惑をお掛けしている場合がありそうな話です。
原因となるものとしては他に、香水・消臭剤・制汗剤・シャンプー・トイレットペーパーなどです。
その香りをかぐことにより、めまい・嘔吐・頭痛などを引き起こし酷い場合は呼吸困難や心不全など命に関わることもあるそうです。
症状名としては「化学物質過敏症」という名前がつくようで、化学物質(人工香料)を体に取り込み続けることで発症します。(「化学物質過敏症」は香り以外が原因になることもたくさんあります)
最近、お部屋にディフューザーを置いたり、ドラッグストアでも柔軟剤や洗剤にもたくさんの香りのものが販売されていて、むしろ無香のものが少ないように思います。
私自身も香りがすると気分が上がるので、香り選びは大好きです。
一方で、ご近所さんのベランダ喫煙により、せっかく気に入った柔軟剤などで香りが付いている洗濯物に匂いがつくことがスゴク嫌で対策に困っていました。
でもまさか、自分の家の柔軟剤などの香りが他のお宅のご迷惑になっているかもしれないということは、思いも付かず、TVで「香害」特集をしているのを見て驚きました。
当店でもご注文頂いた際に、お客様より「化学物質過敏症」による梱包時のご指示をいただく事があります。その件数は年々増えている気がしています。
タバコやゴミや汗など一般的に嫌がられるニオイに関しては注意を払っていますが、
香りに名称が付いているような類はどちらかというと“良い匂い”の区分に漠然と入っていたため、注意を払うことがありませんでした。立場が変わればなんとか・・といいますが、重い症状を患われる方がいらっしゃることを意識して、香りを楽しまないといけないなと感じた放送でした。
当店でも香料などを使用していない商品をお取扱いしておりますので、
数点だけご紹介させて頂きます。
お客様カウンセラー 阿部