アガベ・ローチョコレートなど食べ比べしてみました!

マクロビのチョコレートは種類やメーカーが多く、甘味料の種類などがそれぞれ違い工夫されています。

どのような特徴がみられるか、食べ比べてみました。

0002-00-6373_1
■商品名:ダーデン 有機アガベチョコレート
■内容量:100g
■原材料:有機カカオマス(ドミニカ共和国産)、有機アガベパウダー(メキシコ産)、有機カカオバター(ドミニカ共和国産)、有機バニラパウダー(マダガスカル産)
■開封前賞味期限:常温で1年6ヶ月
■サイズ:縦165mm×横75mm×高さ9mm
■有機JAS認定品
■カカオ70%
■甘みはアガベパウダー使用
■フェアトレード認定カカオ豆使用
■バニラパウダーでカカオの香りを高めた
■砂糖・乳製品不使用
■濃厚なカカオ風味とやさしい甘さ
■590kcal/100g カカオの多く含まれているチョコレートの特徴として、豊かなカカオの風味が最初に感じられ、やさしい甘みと酸味のバランスのよいチョコレートです。サイズはこの種類のチョコレートとしては大きめで、厚みもしっかりある分お値段も高めです。甘味料にアガペパウダーを使用しており、メキシコで取れるアガペシロップを粉状にしたもの。甘さは砂糖の1.5倍。GI値は26と低く、血糖値の上がり方が緩やかで、身体の負担の少ない甘味料です。触感は少しざらつきがあり、非常にしっかりとしたカカオの風味が感じられます。通常のチョコレートに慣れている方には、甘みは少し物足りなさを感じるかもしれません。独特な酸味がありますが、食べているうちに気にならなくなります。オーガニックフードのチョコレートの特徴は色濃く出ていますが、それ以外の癖は少なく、食べ易く飽きの来ないチョコレートです。

0123-00-b120_1

■商品名:オレンジ&グビンジ(ローチョコレート)
■内容量:35g
■原材料:カカオニブ、ココナッツネクター、カカオバター、オレンジオイル,グビンジ、カカオ分72%
■賞味期限:2年
■原産国:Loving earth(オーストラリア)
■商品サイズ:75×130×10mm
■海外で認証を受けたオーガニック商品
■乳製品、砂糖を使用せず、ココナッツネクターでまろやかに甘み付けした、ローフード対応のチョコレート。フェアトレードトレードカカオを使用。
カカオ分量70%のローチョコレート。オレンジとダビンジが配合されている、フルーティなチョコレートです。グビンジとはアボリジニ言語、古くから食されているオーストラリア産のプラムの1種です。天然のビタミンCが含まれており、含まれているビタミンを壊さないために40℃で16時間乾燥し、粉末状にしてチョコレートに練りこんでいます。食感はローフード独特のボソボソとした食感ですが、口にしたときにオレンジの香りが口の中で広がります。あとくちには酸味と少しの苦みがありますので、好き嫌いが分かれる味だと思います。甘味料はココナッツネクターを使用しており、ココナッツネクターはGI値が低く(約35)、17種類のアミノ酸、ミネラル、ビタミンなどの栄養成分を含みます。 アガベシロップよりも果糖含有割合がはるかに低く、とてもヘルシーだそうです。  0123-00-b122_1

■商品名:ココナッツミルク(ローチョコレート)
■内容量:35g
■原材料:カカオニブ、ココナッツネクター、ココナッツ、カカオバター、カカオ分53%
■賞味期限:2年
■原産国:Loving earth(オーストラリア)
■商品サイズ:75×130×10mm
■海外で認証を受けたオーガニック商品
■乳製品、砂糖を使用せず、ココナッツネクターでまろやかに甘み付けした、ローフード対応のチョコレート。フェアトレードトレードカカオを使用。
カカオ分量は55%と、今回の試食の中ではカカオ成分が薄く、軽い口当たりの食べやすいチョコレート。

ココナッツミルクが使用されているので、マイルドな後口でローチョコレート初心者にも食べやすいですが、ココナッツの風味がありますので、好き嫌いが分かれるかもしれません。冷蔵庫などで保管されているものよりも、常温保管されているものを頂いた方が、よりまろやかな風味が感じられるのでお勧めです。甘味料はココナッツネクターを使用。 ココナッツネクターは、ココナッツの花が咲く部分の茎を切り、その部分から出てくる樹液です。ビタミン、ミネラルとアミノ酸が豊富で、甘さはイヌリン(※1)から来ています。イヌリンは普通の砂糖の3分の1から4分の1のカロリーで、腸を整えるプレバイオティックス(※2)とのことです。

※1  イヌリンとは

イヌリン (inulin) は自然界においてさまざまな植物によって作られる多糖類の一群で、
炭水化物の一種、果糖の重合体(化合物)です。
イヌリンは砂糖や他の炭水化物と比較して3分の1から4分の1程度のエネルギーしか含まず、
脂肪と比べて6分の1から9分の1程度のエネルギーしか含まない。
さらに、カルシウムの吸収を促進し、おそらくはマグネシウムの吸収も促進する。
また、腸におけるバクテリアの活動を増進させる効果が有ります。

※2  プレバイオティクスとは
乳酸菌やビフィズス菌などは、腸内細菌のバランスを改善し、体に良い作用をもたらすプロバイオティクスですが、そのプロバイオティクスの働きを腸内で助けるのが、プレバイオティクスです。

プレバイオティクスには、
・食道、胃、十二指腸といった上部消化管で分解・吸収されない
・プロバイオティクスの栄養となって、善玉菌を増やす
・腸内フローラの環境を正常にし、健康の増進に役立つ
といった性質があり、現在までに各種のオリゴ糖や食物繊維がプレバイオティクスとして認められています。

プレバイオティクスは、乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスと一緒に摂取することにより、自らがその栄養源となり、プロバイオティクスを増やす働きをします。その結果、整腸作用、ウイルス感染の予防・改善、抗アレルギー効果、動脈硬化の予防など、プロバイオティクスの人体への有用な働きが、さらに高まることが期待できます。
他にも乳酸菌サプリメントの種類がありますのでまとめてみました。

1.プレバイオティクス(生きた菌であるプロバイオティクスの働 きを助ける)
商 品 食物繊維サプリ、オリゴ糖シロップなど
形 態 食物繊維・オリゴ糖などの難消化性食品成分
働 き 腸内に棲んでいる有用菌を増殖したり、あるいは有害菌の増殖を抑制することによって、人の健康に有利に作用する。

2.プロバイオティクス(腸まで届く生きた菌)
商 品 乳酸菌粉末、ヨーグルト、ケフィアなど
形 態 乳酸菌・納豆菌・酪酸菌などの生菌剤、発酵乳・乳酸菌飲料
働 き 腸内微生物のバランスを改善することによって、人の健康に有益に作用する。

3.バイオジェニックス(生きた菌ではなく、菌体成分)
商 品 ラクティス(乳酸菌生成エキス)、アミールなど
形 態 生理活性ペプチド、植物フラボノイドなど、乳酸菌の菌体物質(死菌)
働 き 腸内フローラを介することなく、直接免疫賦活、コレステロール低下作用、血圧効果作用、整腸作用、抗腫瘍効果、抗血栓、造血作用などの生体調整・生体防衛・疾病予防・回復・老化防止など。

2のプロバイオティクスは、生きている菌です。乳酸菌やビフィズス菌などがその代表で、特に胃酸で死なずに腸まで届く菌をプロバイオティクスと呼びます。

逆に、3のバイオジェニックスは死滅菌と呼ばれ、胃を通過し腸に届き、腸内に棲んでいる乳酸菌が細胞分裂を繰り返し、増やす役目を果たします。

GI値は高いほうが良いのか低いほうが良いのか?

食事をすると、摂取したものは体内で「糖」になり血液中を流れます。つまり食事により「血糖値が上昇」するのです。
作られた糖は私たちのカラダを動かすエネルギーとなりますが、急激に増えると「インシュリン」というホルモンが血糖値を下げようとします。インシュリンには脂肪を作り脂肪細胞の分解を抑制する働きがあるので、分泌されすぎると肥満の原因ともなってしまいます。
インシュリンの分泌を抑えるためには、血糖値の上昇をゆるやかにする食事が必要となります。

GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、その食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったものです。
ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的に表されています。
このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が遅くなり、インシュリンの分泌も抑えられます。

※インシュリンの役割
インシュリンは、膵臓の「ランゲルハンス島」から分泌されるホルモンの一種です。
インシュリンの働きは
・血中の糖分をエネルギーとして消費
・タンパク質の合成
・中性脂肪の形成、貯蔵の促進
などがあります。
インシュリンが血糖値をコントロールすることで、ドロドロの血液をサラサラにしてくれます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*