エゴマ油が認知症に効く?代わりになるものは?

最近、あるTV番組のなかで「エゴマ油は認知症を防ぐのに効果がある」と放映されて以来、当社のエゴマ油は欠品がでるほどの人気になっています。
エゴマ油に含まれる「αリノレン酸」は、確かに健康維持に非常に多くの効能がある油で、当社でも何回か紹介してきました。ここで、改めてエゴマ油や「αリノレン酸」についてご紹介します。

●エゴマって?
エゴマは、シソ科の植物です。シソよりも少し大きく、韓国では焼き肉に巻いて食べたり、エゴマのキムチなどもあります。やや苦味があります。スーパーでも売っているところもあります。エゴマ油は、このエゴマを搾った油です。
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●なぜエゴマ油が認知症にいいの?TVで放映していたこと。
認知症はなぜ起きるのでしょうか?
それは、脳の神経細胞が死んでしまうからです。脳の神経細胞は、一度死ぬと元には戻りません。

「αリノレン酸」は、脳の栄養となるEPAとDHAに変換するため、鈍くなっている神経細胞を活発にします。また血流も良くします。

「αリノレン酸」を含む食品のなかで、エゴマ油が最も「αリノレン酸」が多く含まれ、また油がすぐに体内に吸収されるのです。
・「αリノレン酸」は1日大さじ1杯摂れば1日量がまかなえるとのことです。(サバでは半身を食べなければならない)

**********実験をしていました。
70歳と74歳の女性で、「αリノレン酸」を大さじ1杯摂る前と摂った後の頭部の血流を色で測定していました。「αリノレン酸」を摂ると、両者ともにすぐに頭部の血流がすこぶる良くなっていました。

・注意点
「αリノレン酸」は、非常に酸化しやすいので、決して熱を加えてはいけません。おススメは、たまごかけごはんに大さじ1杯エゴマ油を入れる、味噌汁に食べる直前に入れる、ささ身を湯がいてその上にかけ、他の好みの調味料を加えるなど。
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●その他の「αリノレン酸」の効能
体に作用するのは、「αリノレン酸」から変換するEPAとDHAです。これらは次のような効能があります。

・血栓ができそうになると、EPA由来のエイコサノイドが作り出されて血液を流れやすい状態にします。
・炎症を最小限にとどめる。

●「αリノレン酸」を多く含む他のおススメの油
TVではエゴマ油が取り上げられていましたが、エゴマ油と同じくらい「αリノレン酸」が多い油があります。

・亜麻仁油(またはフラックスオイル)
「アマ」という植物を搾った油です。

・インカインチオイル(グリーンナッツの油)
「αリノレン酸」の他にビタミンEも多いので、美容にもよく、おすすめです。

どちらもエゴマ油と同じで、1日大さじ1杯摂ると、「αリノレン酸」の1日量が摂れます。また、酸化しやすいのも同じです。

なお、食品ではクルミが一番「αリノレン酸」が含まれています。
(注意)生で食べること。生では、発芽するための酵素が含まれ、体に良くないので、水に半日つけて毒を消してから食べましょう。味は変わりません。

●選ぶときの注意
「αリノレン酸」は非常に酸化しやすいので、早く使い、封をあけたら必ず冷蔵庫で保管します。

酸化は、空気・温度・光の3つで酸化しますので、ビンは遮光ビンに入っています。有機農法で育てた植物の種子を酸化しないよう低温圧搾法で油にしているのが「良い油」です。

価格は、エゴマ油、亜麻仁油、インカインチオイルともに、メーカーにもよりますが、だいたい180gで1600円前後です。手間がかかるので、決して安くはありません。逆に安いものは、どうやって作られているのか調べてから購入することをおすすめします。

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