京都で開催された、日本CI協会主催の自然食品店のためのマクロビオティックセミナー「お店で使える実践食養アドバイス」へ行ってきました。
講師の磯貝先生は、自然食品のお店を営んでおり、お店では2階でカウンセリングを受けることができ処方箋をお出しし、1階で購入することができるようになっているそうです。
動物性食品(肉、乳製品含む)は、戦前の40倍にもなるということに驚きました。多くの人は、動物性食品で身体を壊しているそうです。がんのかたが、マクロビオティックの食事を始められてもいきなり排毒効果は出ないようです。
小さい排毒反応が出て、それから大きな排毒反応が出るようなので根気よく続けることが大事なのだと思いました。
自分は陰とか陽とか決めつけないことが大切だそうです。陰と思っていても、陽の資質ももちあわせているものだからそうです。同じ冷え性でも陰性の冷え性と陽性の冷え性があるそうで、マクロビは奥が深いですね。
マクロビオティックとは・・マクロ(大きさ、偉大さ)ビオス(命)ティック(術、)論を複合させた言葉。
マクロビオティック実践の基本は、まず「食」です。動物性のもの、特に肉はあまり食べず、無農薬・自然農法の穀物や野菜を中心とした食事をとります。
食事の半分は玄米ごはんなど穀類にすることも大切なポイントです。肉類の他に、大型の魚や卵、乳製品、砂糖も控えるようにします。
陰陽とは・・
マクロビオティックではすべてのものは陰と陽の二つのエネルギーから出来ているという古代中国の陰陽説という考え方を基本としています。私たちのからだも食べ物も自然界に住む生き物も全て、陰陽から出来ています。
体質の陰陽と、体調(今、現在流れている血液の状態)の陰陽があるそうです。 学校給食により今、体質は陰性で体調は陰性の子どもが多いそうです。 玄米をおいしいと感じない方は無理に食べなくていいそうです。 腸の吸収力が弱い方は、玄米のおかゆから始められると良いみたいです。
玄米を炊くお鍋についてですが、土鍋と圧力鍋の両方を持って、使い分けることがベストだそうです。どちらにするなら、陽性タイプには、土鍋、陰性タイプには圧力鍋が良いそうです。
お肉についてどう思われるか質問されていらっしゃるかたがいました。先生の見解は、肉は必要ないが、極端に毛嫌いすることもないという回答でした。
磯貝先生のお店に食養相談で来られたお客様は、すい臓がん(四期)で、余命1ヶ月といわれてから現在1年経って良くなられているお客様もいらっしゃるそうです。
他にも、小児関節リウマチ、低カルシウム症の男の子に、干しシイタケ、切り干し大根のスープがすごく効いたそうです。
前立腺がん(四期)の男性(動物性食品の過食あり)は3年前に余命3ヶ月と宣告されましたが、三大療法はせず、正食を実践(ホルモン療法を併用)されたそうです。半年前にホルモン療法を止められたそうで、ホルモン療法は、女性ホルモンなので女々しかったそうですが、止めたら前向きになったそうです。
食中毒のO-157、158には梅酒番茶(うめしょうばんちゃ)、効かないと葛湯を入れると良いそうです。植物の力は凄いですね。
自然食品のお店は、お客様と一緒に成長できる、一生のおつきあいになるとおっしゃっていたのが印象的でした。これまでマクロビの食生活で良くなってこられた方々をたくさん見られた経験かるくる自信と、人の健康を想い一生懸命質問に答えてくださる先生の人柄が遠くからでもまた来たいとお客様に思っていただけるのだろうとお話しをさせていただきながら感じました。