食事より、まず睡眠を取ろう

「健康の基本は、食から」とよく言われます。
確かに、食事を変えたことで生活習慣病やがんも快方に向かった例はたくさんあります。

ただ、食事と同じくらい大切なのが「睡眠」だということをはっきり自覚している人は少ないのではないでしょうか?時間が短くても、良眠であればOKでは?と思っていませんか?

睡眠は、睡眠の質にばかりに重きをおかれている傾向がありますが、横になって休む、ということに大きな意味があります。立ったり座ったり、体を重力に逆らって動かしていることをやめる…それが大事なのです。

例えば、ウイルスやバイ菌やがんを殺すことで有名な「キラーT細胞」は、横にならないと作れません。睡眠時間は、健康な人で8時間、病気の人は10時間以上が必要だそうです。(日本免疫病治療研究会会長・ミトコンドリア博士・西原克成氏による)

がんやアトピー性皮膚炎の多くの患者を診ている丹羽耕三博士(土佐清水病院院長)も、睡眠について、「病気の人は、夜は8時に寝なさい。治らない人は必ず寝てない人だ」と著書に書いています。

2011年の秋にアメリカ・アップル社会長のスティーブ・ジョブズ氏がすい臓がんで56歳で亡くなりました。ジョブズ氏は、若い頃よりベジタリアン(菜食主義者)で、人一倍健康に気をつかっていたのにも関わらず、なぜ若くして亡くなったのか、さまざまな評論や憶測が飛び交いました。

ただ、ジョブズ氏は徹夜を続けて仕事をすることも珍しくなかったということです。

「何を食べるか」は大事です。でも、まずは疲れたら、少しでも横になりましょう。
テレビは消して、お布団に入りましょう。

byしろがね

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