アトピー治療で有名な土佐清水病院の医師・丹羽 靱負先生が次のように話している記事が
日本SOD協会会報・159号(2012年7/10発行)に掲載されていたので、ご紹介します。
ステロイドよりも怖い免疫抑制剤
● 最近、重症のアトピー患者が減ってきています。それはアトピーの新薬として、免疫抑制剤が保険適用になったから、他の病院で免疫抑制剤をもらって治まっているからでは、と思うのです。免疫抑制剤を使用すると、皮膚が硬化しているような状態でも、きれいになります。治ったようになります。
● ステロイドは長く続けていると、糖尿病や骨粗鬆症の危険があるし、見た目にも顔がむくんだりしますが、免疫抑制剤は長期に使用しても表面には何も出ないし、骨もぼろぼろになりません。
● ステロイドは急にやめると呼吸困難などを起こす場合があり危険ですが、免疫抑制剤は急にやめてもステロイドほど顕著に危険な症状は出ません。
● 免疫抑制剤も止めると、アトピーは出てきます。だからずっと使い続けることになります。使い始めは重症のアトピーも引くから良かったなあと。しかし、ちょっとしたことで風邪や感染症にかかりやすくなったり、5年、10年と使い続けているとかなりの確率でがんになります。
byしろがね