冷え性克服に向けて(2)

クーラーがきいていて、冷たいものをつい飲みすぎたり食べ過ぎてしまうこの季節・・・夏こそ冷えにご注意です!今回は深刻化してしまった冷え性、低体温対策に取り上げてみたいと思います。

ちなみに冷え症とは、手足など末端は冷えているが体幹の温度は正常に保たれているのに対し、低体温とは、中枢が冷えていて体幹の体温、つまり基礎体温が35度台になった状態をいいます。

低体温になると基礎代謝が低下しているので、新陳代謝が悪く、肌のトラブルを抱えやすかったり太りやすかったりします。また体温が1度下がると酵素の働きは50%低下するといわれていますが、酵素の働きが悪くなると胃腸、腎臓、肝臓の働きが低下するため便秘、胃もたれ、尿量の低下など様々な不調が起こりやすく免疫も低下しているので、風邪にもかかりやすくなります。

さらに自律神経やホルモンのアンバランスのため、肩こりめまい、女性の場合は生理不順など婦人科系のトラブルにもつながってきます。

私自身7.8年前までは深刻な冷え性をかかえた低体温予備軍でした。平熱は36.0前後。夏でもあまり汗をかかず、でるとしたらじわっと冷たい嫌な汗ばかり。これはずっと冷房のきいたオフィスで何年も働いていたせいで汗腺が開かなくなって働きが鈍ってしまっていたのです。

なので体温調整もうまくいかず出先でちょっとクーラーがきつい場所に行くと、たちまち吐き気を伴う頭痛がしてきたり、急に寒くなることも度々でした。よく胃の調子も崩して吐くので胃の検査もしましたが、粘膜はきれいですといわれ、それでも胃薬を飲んでみましたが状態は変わらず。

肩凝り、生理不順もあり、季節の変わり目には必ずといっていいほど風邪をひくのですが、高い熱はでず、1度ひくと長引くのです。鎮痛薬と風邪薬と胃薬を年中、とっかえひっかえ飲んでいました・・今思うと自律神経の狂いから様々な不調を抱えていたのですね。

そしてその根っこには冷えがあったと思います。冷え性の方はこんなこじらすまで冷えを放っっておかないで下さいね。

こんな調子では、体力勝負の育児もままなりません。そこで、健康に関する本を読んでは、「からだに良い」と言われていることを色々試していきました。そのかいあって、今ではめったに風邪もひかなくなり、平熱も36.5度位になりました。

又、体温調節普通にできるようになり、夏はしっかり汗をかきます。胃薬や風邪薬はもう何年も飲んでいません。生理痛も軽減し鎮痛薬もよほどのことが無い飲まないで済んでいます。

ほんとに丈夫になったなぁと思います。随分、試行錯誤しましたが、振り返ると体質改善の決め手なったポイントがいくつかあったように思います。

1つは食事を見直したこと。医食同源といいますが、これは欠かせなかったと思います。

2つ目はせっせと体をほぐしたこと。よく緊張する私は、内側から体をがっちり固めていたので、神経や血流など色々な流れが滞りがちでした。週に1回の健康教室で、ほぐして頂いたり、ほぐさせて頂いたり、家でも柔軟体操をして特に体の内側が柔らかくなるように動かしました。

そして3つ目は、枇杷の葉温熱療法とお手当てです。特にこんにゃく湿布やショウガ湿布は、身近にあるものでできて経済的です。最初は面倒に思いますが、要領がわかってしまえば、本当に気持ちよくて体はすっきりするのを実感できるのでお勧めです。又、自律神経のアンバランスを整えるには、枇杷の葉温熱療法は本当に有効だと思います。

私の場合は、まずもぐさと生葉を使った琵琶の葉温灸に挑戦しました。子供と主人が寝静まってから、リビングで一人煙に包まれて、眠気と戦いながら40分ほど温灸をするのはなかなかの根気が要りました。時々床を焦がしながら週に2、3回のペースで続けていると1ヶ月続けた頃からやはり肩こりや腰痛などが軽くなっていくのが実感できました。

さらに半年ほど続けた頃には、だいぶツボがわかってきて、最近疲れているから腎臓の後ろと仙骨を中心に、とか今日は肩こりがあるので肩のまわりをたっぷりとなど・・要領よく温灸できるようになっていました。

そのとき参考にした本はこちらです→「自然療法」{枇杷の葉温灸のツボ」

その後ユーフォリアQを使うようになっててからは、より手軽に自宅で温熱療法ができるようになりました。

最近当店でも、三井温熱器やユーフォリアQ2に関してのお客様からのお問い合わせが増えています。ひどいな肩こりを治したくて・・低体温を何とかしたくて・・ガン治療の代替療法として・・お客様の状況はさまざまですが、温熱療法をするなら、症状がどこにどんな風に出現しても、自律神経のバランスを整え全身の自然治癒力を高めるために、必ず温熱するべき基本のツボがあります。

それは後頭部、首の後ろそして、仙骨のあたりまで背骨の両側に当たる部分です。なぜこの部位なのかというと脳神経と自律神経は背骨にそって脳神経、その内側を自律神経の本管が通っているからです。

脊髄からは細い神経(抹消神経)が全身に伸びていて、筋肉にも内臓にも、皮膚にも伸びていますから、背骨は背骨の両側に温灸、温熱することで、その刺激は脊髄を通して筋肉にも内臓にも伝わります。

さらに、後頸部の奥には脳幹という生命維持をつかさどる中枢があり、自律神経やホルモン系の司令塔である、間脳(視床下部や下垂体)が呼吸、血液循環、消化などの、生命活動の根本を支えています。

なので、ここに温灸や温熱をすることによって、全身の諸機能が調整されることになのです。

ストレスの多い現代生活ではこの間脳が刺激を受けて乱されることが多いのだそうです。感情は大脳辺縁系が処理していますが、怒り、悲しみなどといった強い精神的ストレスは、さらにの大脳辺縁系のすぐ下にある視床下部や下垂体にも負の影響を与えてしまうんですね。

このような温熱療法を続けていくことで、自律神経の調整のほか、血流改善、コリの緩和、免疫の増強が期待できます。

この夏、本気で冷えに取り組むなら、自宅で出きる温熱療法始めてみませんか?
それぞれもぐさと生葉を使った琵琶の葉温熱療法、ビワノエキスを利用したユーフォリアQ2、又弱った場所に注熱する三井温熱器、それぞれに特性がありますので、詳しくはお電話でお問い合わせください。

byかたに

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