珪素(けいそ)ってなに?

組織と組織をつなぐコラーゲンをさらに束ねる事で、結合組織を強化してくれるといわれているケイ素。爪が割れるなどの症状が出たら、ケイ素不足が考えられるようです。
そんな症状を目安に自分の体のサインを見逃さないようにしましょう。

<珪素(けいそ)って?シリカって?>
ケイ素についての説明を読むとシリカ、二酸化ケイ素、ケイ酸などさまざまな名称が出てきて一緒なのか違うのか、迷われると思います。

ケイ素は地球の主要構成元素のひとつで、主に鉱物などの構成要素として存在しています。シリカもケイ酸も全てケイ素なのですが、結びつく物質によって生み出される物質が違うようです。

●珪素(ケイ素) + 酸素 = シリカ(二酸化ケイ素)
●ケイ素 + 酸素 + 水素 = ケイ酸

よく「ケイ素(珪素)」と書かれていますが、ケイ素自体というよりも、
体内に留まるのはシリカ(二酸化ケイ素)としてで、それが健康維持に必要な物質であると、最近注目を浴びています。

ややこしくなってしまいますので、ここからは「ケイ素」と記載することにします。そもそも私たち人間も地球の土と水から生まれてきた生き物のため、生まれながらにして体内にケイ素を約0.5%ほどもっているといわれています。生まれたてのころは多量に持っていますが、成人になると1日あたり10-40mが消費され年齢とともに減っていきます。

<ケイ素の働きって?>
ケイ素は、体の中で、骨、腱、血管、菌、爪などの丈夫な組織に多く含まれていて、不足すると爪が割れる、脱毛しやすいなどの症状が現れるそうです。

高齢者はケイ素が不足することで、骨がもろくなる可能性もあるそうです。また、動脈硬化の起こっている動脈にケイ素が少ないことから、
ケイ素には動脈硬化を予防する働きがあると考えられています。

<ケイ素はどうやってとるのか>
不溶性食物繊維のひとつペクチンや、玄米などの未精製の穀物、野菜や豆類に多くふくまれるケイ素ですが日々の食生活にいくら気を遣っていても、どうしても不足はでてきます。

<スギナにも珪素が含まれています。>
「スギナ」はつくしのことで、
古来から私たちの身近な植物として親しまれています。

そのスギナに含まれている成分には、私たちが必要としているカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

その中でも特に「ケイ素」が他の植物に比べて群を抜いて含有されています。

ケイ素を妊娠中に摂取しても大丈夫ですか?というお問い合わせがありましたがケイ素の役割はあくまでもコラーゲンの結束を強め、結合組織を強化するというものですので、摂取していただいても問題はありません。
また骨折などの怪我をされたで骨の治りを早くしたい方が摂取されることもあるようです。

もちろん日々の健康維持のために摂取していただいてもかまいません。
忘れられがちなシリカですが、重要なミネラル成分のひとつですので
ご自分の健康管理について考えられるさいに、ご参考にしていただければと思います。

<水溶性珪素>
冒頭で、ケイ素は鉱物などに含まれていると説明しましたが、
鉱物の中でもケイ素を豊富に含んでいるのが水晶です。
その水晶からケイ素を独自の方法で抽出し、濃縮したものが
「水溶性ケイ素」と呼ばれるものです。

とはいっても鉱物である水晶を細かく砕いたところで水晶が
水に溶けるわけでもなく・・・この問題を解決したのが韓国の物理学者である申勇博士です。水晶石を溶解釜に入れ、1650度の高温で八時間以上焼き続けすると発生するガス化したケイ素成分を特殊な方法で回収し、不要な物質を燃焼させる、そうして作られたものが水溶性ケイ素なのです。

水溶性ケイ素には(1)抗菌・殺菌 (2)浸透性 (3)浄化力 (4)消炎性 (5)細胞賦活作用などの特徴があると考えられています。

珪素についての詳しい情報が掲載されている書籍もございます。
http://www.kenkousupport.com/item/23424.html

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