だから何を食べ、何を変えるべきでしょうか。【健康マイスター通信】

は草しか食べないのに、体に肉がついてます。

牛は草しか食べないのに、ゴリラは果物が中心なのに、筋肉の固まりです。パンダは竹しか食べないし、コアラはユーカリしか食べません。人間以外の全ての動物は偏食です。何故、人間だけ食事のバランスを考えなければならないのでしょうか。野菜を350gも食べている国があるのでしょうか。

 食事は、テーブルの上で考えては、見誤ります。食べ物は、消化し、吸収し、再組成するわけで、その流れにないものは、溜まるか、排出するかだけでなく、腸内細菌の食べ物にもなっているのです。

人間は、他の生物と共生しています。身体を構成する細胞は約60兆、腸内の微生物は120兆いるとされています。つまり、腸内細菌とも共存しているわけです。

偏食が問題なのではなく、何を食べるかが、問題なのです。

は口から入る。

 世界中でクスリの種類が一番多い国、それが、日本。

クスリの副作用が原因の死者は約5万人と推計されています。クスリの一剤での作用と副作用は、ある程度実証されています。ある程度というのは、実際の副作用が20年後、30年後にあらわれるかもしれないからです。数種類のクスリでの飲みあわせでの副作用は、殆どデータがありません。そこで米国では、危険防止も含め、4種類以上の処方は原則行わないことになっています。

クスリの用と副作用

 クスリには全て作用と副作用があり、その狭間で効果を得ています。従って、クスリはリスクという一面があります。約5万人というのは、日本での調査ではなく、アメリカでクスリの副作用が原因の死者が約10万人であることから人数比で推測している数字です。飲み合わせの多い日本では、もっと多いかも知れません。

クスリを複数飲用すれば、同一成分が重なることが往々してあり、副作用が現れることは自明の理なのかもしれません。例えば、抗不安薬の副作用として往々にある、眠気、眩暈、ふらつき、頭痛、目のかすみ、耳鳴り、口の渇き、手指の振るえ、脱力感などです。

クスリの売上の一位はアメリカで、二位が日本となっています。然しながら、アメリカの人口と日本の人口を比しますと、1人当りの金額は、アメリカより多くなっています。日本のクスリの売り上げは、EU全国合計と比べて、やや少ない程度です。

生活慣が病気をつくる

 ご存知の通り、「生活習慣病とは、食生活・身体活動・休養・喫煙・飲酒などの生活習慣がその発症・進行に関与するる疾病群」です。

 これらの疾病は、加齢により避けられないものと考えられていましたが、世界で行われた大規模な疫学調査により、健康的な生活習慣で予防可能であることが明らかになってきました。加齢ですら生活習慣で補えるのです。遺伝子に書きこまれた疾病も正しい生活習慣により、発生を遅らせることができるはずです。

 人の健康は、シーソーと比べられます。生活習慣がよければ健康に、悪い外部環境に負けるような生活習慣なら疾病に至ります。同じ悪い環境でも、発症しないのは個人の資質の違いです。

健康マイスター通信より抜粋

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