最近、「酵素」が注目され、さまざまな商品が発売されています。「ローフード」という食事法も酵素に着目したもので、勉強会や料理教室が開かれています。
最近、「ニューザイムビオス」、「ファストザイム」という酵素飲料の勉強会に行ったり、ローフードカフェに行く機会を得ました。そこで、これまで「酵素」についてわからなかった点を質問し、以前より深く学習することができています。
しかし、酵素と体のしくみについてはわからない点が多く、勉強するたびに疑問が増えます。社長やスタッフの小中さんとその疑問について話をしました。
● 酵素は、消化酵素と代謝酵素に分けられるが、酵素飲料や野菜などを摂ると、消化酵素をあまり使わなくて済むので、代謝酵素は増えるのではないでしょうか?
酵素の役割はあらかじめ決まっておらず、そのつどどちらかに振り分けられるのではないでしょうか?
⇒ローフードの学校を修了した女性は、次のように答えてくださいました。
* 食物酵素を体に入れたとしても、消化酵素が減って、代謝酵素が増えることはありません。エネルギーをたくさん消化酵素にとられないので、代謝酵素に十分使えるため、よく働き、体が元気になるのです。
⇒ニューザイムの方は、健康な人で消化酵素7:代謝酵素3だと決まっていて、食べ物でその割合が変わることはない、とおっしゃっていました。
酵素飲料は、熱を加え、酵素は生きてはいないがビタミンなどの補酵素、アミノ酸などが摂れるものと、熱を加えず食物酵素がダイレクトに摂れるものがあります。
補酵素は、体が体内酵素を作る際に必要な栄養素です。食物酵素を摂ったとき、あるいは補酵素やアミノ酸を摂ったとき、体の中で一体どのようなことが起こっているのかはわからない部分の方が多いです。
「ニューザイム」は、「代謝酵素」に働くということですが、本当に代謝酵素に働いているといえるのでしょうか?
⇒細胞の中のゴミ処理係りを増やしたり、ある物質を活性化させて免疫機能をアップさせるのは科学的に証明されています。
● 「冷える」ことについて
野菜や果物で冷えるとよく言われるが、本当なのでしょうか?
⇒豆腐はK(カリウム)で体が冷えるのはわかます。
夏のすいかやトマト、きゅうりは確かに冷えると思います。
⇒ローフードの先生は、次のようにおっしゃっていました。
「生の野菜が冷えるという人は、よくかんでいない人に多いですよ。それよりも小麦で知らずに冷えている人が意外といます。パンやパスタ、粉ものなど、よく食べていないでしょうか」。
● 四季の旬のものを食べていけば、夏には熱を取り、冬には温かくなり、健康に良い
のではないでしょうか。
ローフードはアメリカから始められた食事法なので、日本に合わない部分もあります。
ローフードの先生は、「日本の旬を取り入れた日本式のローフードを実践してます」とおっしゃっていました。
酵素飲料を飲んだり、生の野菜をたくさん食べたりすると体にとって良いといわれますが、それが体に入ると、どういうふうなしくみで健康になっていくのか、本当のところわかっている部分は少ないです。
しろがね