先日、『化学調味料不使用』と書かれた商品を購入しました。
化学調味料を使用していない=身体に良い
と単純に考えて購入してみましたが、裏の原材料をよく見てみると、沢山のカタカナ文字やら訳のわからないものが入っているようでした。これ、ほんとうに身体にいいのかな~~~?そう思い、そもそも化学調味料ってなんだろう?と思い、調べてみました。
化学調味料はグルタミン酸ナトリウムのことで、有名なのは『味の素』です。
〈うまみ調味料〉という言い方もされていて、食品添加物とされています。
通常、商品に入っている場合、原材料には
調味料(アミノ酸等
という表記されています。
作り方は、
サトウキビの廃糖蜜(糖蜜から砂糖を抽出した残渣、いわゆるモラセス)を特定の条件下である種の微生物に与えて微生物にグルタミン酸を生成させ、これを回収して水酸化ナトリウムと反応させてナトリウム塩とし、調味料とする方法
トウモロコシなどの澱粉を酵母に与え、生成されたイノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムを製品の成分とする製法
があるらしいです。
言葉のとおり、うま味を出すので、色々な食品に使われていますが、アメリカでは健康被害が出たとの報告があったり、味が簡単に出せるためどうしても味付けが濃くなってしまったり、健康ブームもあり、今は敬遠されているようです。
で、私が買った
『化学調味料不使用』と書かれた商品ですが、
さらにさらに調べると、
この化学調味料不使用と書かれた商品には、
それに代わるあるものが含まれていることがあるそうです。
それは、
たんぱく加水分解物
です。
これは、化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)よりも後に作られた人工的な調味料で、化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)よりも自然なうま味とコクをもたらすアミノ酸化合物です。
化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)は食品添加物に指定されているのに、
なぜか、このたんぱく加水分解物は食品添加物に指定されていません!
ウィキペディアでは、このことについてこのように書かれています。
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「うま味調味料」を使用しなければ「化学調味料無使用」を標榜できるため、タンパク加水分解物などの人工的な調味料が使用されている場合がある。これらには原料を塩酸で加水分解反応を起こしたものが多く、かえって「化学的」な食品を摂取してしまう場合がある。
精製されたアミノ酸に目立った毒性が発見されていないのに対し、
タンパク加水分解物の一部には微量ではあるが発癌性物質と疑われているクロロプロパノール類を含むことが分かっており、「化学調味料無使用」がすなわち安全であるとは限らない。
また、大量に使うと味のバランスが崩れるのは同じであるため、食材本来の自然なうま味を大切にしているかどうかといったことの判断材料にはならない。
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化学調味料使ってないから身体に良い!!安心だ!!
なんて、安易に買っててはダメなんですね・・・
言葉のマジックにだまされるところでした。
みなさんもお気をつけて!
by かみの