癒しの農作業

2年ほど前から両親が趣味でやっている家庭菜園を手伝っています。

菜園は実家から車で45分ほどの所にある里山にあるのですが
先日も雲ひとつない青空がさわやかな秋晴れの中、農作業をしてきました。

2週間前に巻いた大根とレタスがポットから目を出していたので、まず、大根葉を間引いた後、土植えをしました。

肥料は、落ち葉や枝を集めたものをチップにして堆肥にしたものを使います。そこへ油粕と窒素リン酸カリの三要素を含む化成肥料をまき、土壌を作ります。埋めた堆肥(炭素)は、窒素と混ざり、微生物の働きで良い土になります。

この時の溝の深さも程よくなければ、発芽した植物の根が化学肥料にあたり痛んでしまうそうです。

そのあと、畝を整えていきます。

85歳になる父が、無駄のない身のこなしで、筋目の通った美しい畝を作り上げていく側で、何度も手ほどきをうけて作ってみますが、まだらな出来上がりになってしまいます。

骨のおれる作業ですが、土づくりは一番大事な作業です。


次来るときが楽しみです。さっぱり気持ちのいい汗をかいて帰りました。

その日の夕食は間引いた大根葉で、大根の千切りとあえてゴマとノリをトッピングして、サラダにしたり、拾った栗で、栗餡を作り、雑穀米ともち米でおはぎを作りました。

片道2時間の距離に離れて住んでいる高齢の両親のことは、仕事がある平日、特に夏は熱中症等、いつも心のどこかで気がかりで、ついつい心配ばかり。

木々の緑以外何にもない静かな里山で、両親と農作業で一汗かいて、採れたものを材料に、ささやかな夕食やデザートを作って過ごしてみると、ほんわか幸せな気持ちになり、今の時間を大切にしたいと思った一日でした。

お客様 サポーター 加谷

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*