夏でも冬でも大活躍!『生姜』は料理と健康の名わき役

みなさん『生姜』(しょうが)はご存知ですよね。
「豆腐の冷奴」や「そうめん」、「アジのお寿司」なんかにちょいと添えて、さわや
かな辛さが”いい仕事をしてくれる料理の名わき役”です。

この生姜、人間とのかかわりあいがけっこう古く、インドでは紀元前300-500年、中国
では紀元前650年、なんとお付き合いは2,500年にもなろうかという長きにわたりす。

当時、インドでは保存食や医薬品として使われ、中国では「子(し)曰(いわ)くで
おなじみの論語の中で、あの「孔子」が”はじかみ”として食していたとの記述があるとのことです。

思えば、生姜を使った料理って多いですよねえ。
「生姜焼き」「鶏のカラアゲ」「中華スープ」「釜揚げうどん」「焼きそば」「お好み焼き」。名バイプレーヤーは出番が多いです。

一方、食の健康、マクロビオティックから生姜の位置づけを見てみましょう。
生姜は「陰」で、”体を冷やす”位置づけにあります。

「???、生姜って身体を暖めるんじゃないの? 生姜湯なんて、飲むと身体がぽかぽかになるじゃない!?」

不思議ですよねえ、確かに生姜は身体を温めるように感じます。
じつは、これにはからくりがあるんです。

生の生姜には「ジンゲロール」という成分が含まれています。
この成分は、マクロビオティックがいう”体を冷やす”働きをします。

一方、生姜に熱を加えると、「ジンゲロール」が「ショウガオール」という成分に変わります。
ショウガオールは、血流を高めて体を温めてくれる働きがあります。

つまり、生姜は熱を加えることによって、機能がまったく逆転してしまうんです。
マクロビオティックの考えかたででも火を通すと属性が変化すると言いますが
理にかなっていたんですね。

夏の暑い時期には、生のまま、すり下ろして薬味にしたり、すし屋の”ガリ”(酢漬け)
にしてたべます。
冬場の寒い時期には、前出の温かい料理にしましょう。

季節や体調に応じて、いろいろな使い方ができる「生姜」。
太古の昔では、体調管理のための「医薬品」として使われていたことも納得ですね。

安くて、どこででも手に入り、なによりも『うまい』生姜。
上手に使って、上手に体調管理しましょう。

Webサポーター 桑原

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