コロナ太りの解消に

新型コロナウイルス感染症が長期化する中、「コロナ太り」に悩む人が増えています。
各種調査によると、6割近くの人が体重増加に悩んでいると明らかになっています。
体重増加の主な原因は食べすぎによるものです。
3食をおなか一杯食べ、さらに間食をしてしまうと、エネルギーの過剰摂取につながります。
しかしエネルギーを収支バランスだけで太るとか痩せるとは言い切れない側面もあります。
最近の研究から、腸内細菌や腸内細菌が創りだす代謝産物がエネルギー代謝において重要な役割を担い、
エネルギーの収支バランスにも影響を与えている事が明らかになっています。

「デブ菌」、「痩せ菌」という言葉をご存じでしょうか。

「デブ菌」はフィルミクテス門というグループの菌が多く、バクテロイデス門が少ないことがわかっています。フィルミクテス門は、食事から吸収するエネルギー量を増やし脂肪や糖分をため込む性質を持っています。
このフィルミクテス門が増えすぎると、食べ物からエネルギーを過剰に吸収するようになってしまうため、
消費できなかったエネルギーが脂肪となり、その結果体重が増えやすくなります。

一方「痩せ菌」はバクテロイデス門というグループ菌で、食べ物を分解してエネルギーを変換する働きがあります。
この痩せ菌は消化しにくい食物繊維やオリゴ糖を分解して、短鎖脂肪酸を作り出しています。
短鎖脂肪酸は、脂肪細胞に働きかけて脂肪の取込をブロックする作用があり、脂肪の予防や改善につながる効果が期待できます。
さらに骨格筋に作用して脂肪を燃焼させる働きもあります。

同じ食事をとっていても、太りやすい人と痩せにくい人がいる大きな理由はそのためです。

腸内環境がを整え健康的に痩せるためには、
①食物繊維を含む野菜・海藻や発酵食品を積極的に摂る。
②腸を冷やさない
③腸や内臓を休ませる期間を設ける
④基礎代謝量を上げる
⑤食べすぎや間食は極力控える(腹7~8分目)
などに気をつけて生活していくことが大切です、

これらのことを心掛けて腸活で痩せ菌を味方につけてコロナ太りを解消しましょう。

記事の内容は「健康の輪」2021年 VOL39 より一部抜粋させて頂きました。
希望される方に、冊子をお送りしています。

気になる方は、フリーダイヤル0120-14-1417までお問い合わせください

サポーター 佐藤