メタボローム解析で明らかになる青パパイア発酵成分

パパイア発酵食品は未成熟の青いパパイアを微生物の自然な働きで発酵させたものです。

その成分が、最新技術の「メタボローム解析」により明らかになりましたので、ご紹介します。

解析結果によると、100種類以上の成分が確認され、その成分の特徴から働きが分かってきています。

スタミナを増す「アスパラギン」。疲労を抑える「ロイシン」

◆オル二チン:
アミノ酸の一種で、成長ホルモン誘導体である。天然に広く存在する遊離アミノ酸のひとつで、食品中ではシジミに比較的多く含まれる。「成長ホルモンの分泌を促進する」「筋肉合成や脂肪代謝を促進する」「運動による疲労を軽減する」などといわれている。

◆プロリン:
グルタミン酸から生合成されるアミノ酸である。食品中では穀類タンパク質のプロラミンに多く含まれている。「美肌効果がある」といわれている。

◆アスパラギン:
非必須アミノ酸の一つ。「新陳代謝を高める」「スタミナを増す」などといわれている。

◆アスパラギン酸:
非必須アミノ酸の一つ。「疲労回復を助ける」「抵抗力を高める」といわれている。

◆ロイシン:
必須アミノ酸の一つで、一日の必要量の必須アミノ酸の中では最大である。含有する食物ち多いため、通常の食事で不足しにくい。「筋肉をつくる」「疲労を抑える」また「脂肪燃焼を促す」といわれている。

◆チロシン:
非必須アミノ酸の一つ。動物性タンパク質に広く含まれる芳香族アミノ酸の一つである。チロシンは甲状腺ホルモン、脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやドーパミンの前駆体であり、感情や精神機能の調節に関与する。「集中力を高める」といわれており、睡眠不足後の覚醒改善に有効性が示唆されている。

◆バリン:
体内で合成されない必須アミノ酸の一つ。力ッテージチーズ、魚、鶏肉、牛肉、落花生、ゴマ、レンズ豆などに多く含まれている。筋肉のエネルギー代謝に深くかかわっている。「筋肉をつくる」「疲労を抑える」といわれており、運動中の筋肉消耗の低減に一部で有効性が示唆されている。また、脂肪燃焼を促すといわれている。

◆フェ二ルアラ二ン:
L一体はタンパク質を構成する芳香族アミノ酸の一つで、必須アミノ酸。脳内で神経伝達物質に変換される重要な必須アミノ酸である。

◆イソロイシン:
必須アミノ酸の一つ。食品タンパク質に広く含まれる。筋肉のエネルギ一代謝に深く関わっている。「筋肉をつくる」「疲労を抑える」また、「脂肪燃焼を促す」といわれている。

◆グリシン:
アミノ酸の一種。タンパク質を構成するアミノ酸の一つで、生体内の重要な物質(ポルフィリン、プリン、クレアチン、グルタチオン)の原料となっている。「記憶の増強」「良性前立腺過形成」「肝臓と腎臓の保護」「ガン予防」によいといわれている。

脳の代謝促す「グルタミン酸」。成長期に重要な「アルニギン」

◆アルギ二ン:
非必須アミノ酸ではあるが、成長期には摂取が必要な蛋白質構成するアミノ酸。アンモニアや大量のアミノ酸の毒性に対し解毒作用を有する。食物では、肉類、ナッツ、大豆、玄米、レーズン、工ビ、牛乳などに多く含まれる。成長ホルモンの分泌促進、免疫機能の向上、脂肪代謝の促進など、生体内で種々の機能に関与している。「免疫機能を高める」といわれている。また、狭心症、末梢血管疾患、間質性瞬脱炎の症状改善などに育効性が示唆されている。

◆グルタミン酸:
酸性アミノ酸の一つ。グルタミンの合成に関与。アミノ酸の一つで、昆布のうまみ成分として調昧料に広<利用されている。生体内では脳内での含量が高く、:神経情報伝達に関与している。「脳の代謝を促す」「うつを改善する」といわれている。

◆スレオ二ン:
必須アミノ酸の一つであり、穀類などでは含量が低いため不足しやすい。「肝機能を高める」「成長を促す」といわれている。また、脊髄痙縮に対して有効性が示唆されている。

◆リジン:
体内で合成されないタンパク質構成アミノ酸で、必須アミノ酸の一つ。植物性タンパク質における含量が低く、特に穀類タンパク質には少ない。最ち不足しやすいアミノ酸である。欠乏すると成長障害を起こすことがあり、穀類と動物性タンパク質を組み合わせて摂取することが必要である。豆類、魚にも含まれる。

◆セリン:
必須アミノ酸。生体内で合成可能なアミノ酸である。「脳の機能を聞ける」「老化を防ぐ」といわれている。

◆グルタミン:
生体内にもっとも多く含まれるアミノ酸で、グルタミン酸とアンモニアから生合成される。種々の生体機能に関わっている。「免疫力を高めるJといわれている。また、一部のガンやHIV感染による症状の緩和に利用されている。

◆ヒスチジン:
大人は体内で合成できるため非必須アミノ酸だが子供はまだ合成ができないため、必須アミノ酸扱いとなる。かつお、イワシ、サンマといった青魚や牛肉、鶏肉、ハム、チェダーチーズなどに多く含まれている。ヒスチジンは成長に関するほか、神経機能の補助役割を果たす。

◆トリプトファン:
必須アミノ酸。肉、魚、豆、種子、ナッツ、豆乳や乳製品などに豊富に含まれる。脳内の神経伝達物質であるセロトニンの原料であり、精神機能の維持に重要である。「精神を安定させる」「鎮静作用がある」といわれており、月経前不快気分障害に対しても有効性が示唆されている。

◆メチオ二ン:
含硫アミノ酸の一つで、生体内では重要な役割を担う必須アミノ酸である。脂質代謝に関与し肝機能の維持に重要である。「うつ症状を改善する」「毛髪の発育を促す」ともいわれている。

なお「メタボローム解析」とは、生体内に存在する全代謝産物を網羅的に解析する方法のことです。

生物は代謝によって多様な有機化合物(代謝産物)を生産しており、メタボローム解析では、食べたものを体内で利用したり、エネルギーとして消費するときに体内で発生するさまざまな物質を解析しています。

このメタポローム解析成分解析は、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社のキャピタリー電気泳動―質量分析(CE-MS法)により行いました。

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