健康サポート専門店を含むきせんグループでサポートしている統合医療研修会に行ってきました。今回も場所は参議院議員会館講堂です。
講演Ⅰ「人として本来の食べ方」では先ず、身近な人とのコミュニケーションを大事にしそこから生まれる関係を通すことで、ただ体に良い食事を摂ることだけでなく、心の栄養も補える方法を学びました。
驚いた事に、絶対に参加しそうにない表情の硬かった方等が参加し、隣の見知らぬ人と会話し、後に続く研修の意見交換等でスムーズに会話をされているのを拝見いたしました。講演Ⅰにこのプログラムは最適だと感じました。
動物の歯の数によって食べ物のバランスが分かる仕組みになっていたのには驚きました。(臼歯5:切歯2:犬歯1の割合で炭水化物:野菜ミネラル:動物性たんぱく質の摂取が必要)まごはやさしいこ により1日のトータル栄養素を学びました。まめ・ごま・わかめ(海藻)・やさい・さかな・しいたけ・イモ類・酵素(酵素においては最近追加された必要栄養素だそうです)
アメリカでの抗がん剤治療を受ける率は7%・カナダは3%。人間ドックがあるのは日本だけで、そこから薬療法に意識が植え付けられてしまい、本来のもつ免疫力などは二の次。東洋医学の遅れに危機感を感じました。
がんあるところに炎症あり、炎症あるところにがんあり。慢性の炎症が怖く放置しておくと必ずといって良いほど体に悪影響が出始める。慢性炎症のもとの肥満に要注意。
生活習慣病からくる基盤の病気は肥満からくる慢性の炎症である。日本はこの40年もの短期間の間に欧米食になってしまい腸内環境に大きな負担が出ているハイリスクの民族。知らずに過ごすと炎症を防げずに病人が増える一方。日本の平均寿命は延びているものの実際の10年は寝たきり等の介護が必要。
「法律から見た医療大麻」
まず、医療大麻に含まれるCBD(カンナビジオール)とは天然の大麻に40%以上含まれる、最も多い含有量のカンナビノイドです。CBDは精神活性効果のないカンナビノイドで、THCに次いで最も研究されています。多くの研究者によると、CBDはこれまでに発見された最も重要なカンナビノイドかもしれません。精神作用も他の毒性も全く無い安全性の高い物質です。
最近の研究によって、カンナビジオールには、がん細胞の増殖を抑える作用、がん細胞の浸潤や転移を抑える作用、抗がん剤の副作用を軽減する作用が報告されています。昭和23年まで大麻の使用は日本で認められていました。
しかし、大麻には陶酔作用や幻覚作用など精神変容作用を示す成分(テトラヒドロカンナビノール(THC)が含まれるため使用は規制されています。現在、(THC)のほぼ含まれていない個所(種・くき)産業大麻もありますが日本ではGHQからの抑制により未だ認められていません。大麻と麻薬は全く別物にも関わらず私達の知識としては今日、危険物と教えられてきました。
アメリカでは大麻治療は常識としており、この治療のおかげで痛みも軽減され食事や睡眠、運動が可能となり体力を回復出来たおかげで治療を一気に進めることができます。致死量もなく、また依存の心配もありません。このCBDの医療法が日本でも認められれば癌患者の大きな助けとなるでしょう。
「統合医療における生前給付金の活用法」では現在、ガン治療における手術料金は100~300万、それ以上といわれています。リビングニーズ特約は生命保険(死亡保障)であれば無料で付けることができますので積極的に活用ください。余命6カ月以内と宣告された場合、最高3000万を受け取ることが出来ますのでこれをもとに総合医療を積極的に取り入れることも可能です。
講演Ⅲ「医者と薬が不要になる食事法」では情報の間違い、食生活で病気が多発している現在、病気の根源となる体内の炎症をどのようにして抑えるか。アメリカでは100歳以上の高齢者80%の人々が健康寿命とされている。
スーパーやコンビニが不可欠な状態でどのようにして不要な物質を体内から出し、必要なミネラルを補うか。店内で売られているカット野菜等にはミネラル・ビタミンは全く期待してはならない。
病気になった対応策としては必ず薬を用いるが、症状を隠ぺいしているに過ぎず炎症の根本は治らない。炎症を起こした個所を火とすれば火事になったにも関わらず間違った食事(ガソリンとする)を摂ってしまい、周囲に燃え広がる一方なのが現状。
リーキーガット(Leaky Gut)症候群とは食物に含まれるグルテンが腸内で消化できず小腸(Gut)の粘膜に穴が空き、異物(菌・ウィルス・たんぱく質)が血液中にあふれ出る(リークする)病気。日本語では、腸管壁浸漏症候群。
主な症状は食物アレルギー、統合失調症、IBS(過敏性腸症候群)、体臭の発生、アトピー性皮膚炎、喘息・偏頭痛、下痢・便秘・関節炎、更年期障害・子宮筋腫など花粉症や、食物アレルギーなども、リーキーガットが大きく関係しており、知らないで病院で間違った処方もしばしば。
これが原因で、様々な炎症物質が産生され、体中に炎症物質がかけめぐり、慢性炎症を引き起こすことになります。本来、腸の粘膜には強いバリアがあり、異物が入ることはできないようになっています。
しかし、一度そのバリアが破られると、食物、バクテリア、ウィルス、タンパク質などが血液中に入ってしまいます。さらに、腸内の消化酵素も不足するため、栄養素の吸収が上手くできなくなってしまいますのでミネラルビタミンの欠乏症にも陥りやすくなってしまいます。
グルテンの多い小麦粉・豆等の摂取には気をつけ、上記症状に当てはまる症状の人はパンや麺類を避けて豆は発酵させた納豆・味噌などに変えること。(発酵するとレクチンがなくなるので血中に取り込まれた炎症反応を抑えられる)
食べるべき食物
赤肉(できればグラスペット(牧草で育てられた牛や豚))
魚(天然魚・青魚・小魚)
野菜・果物・発酵食品(オーガニック・無農薬・無肥料)
良質な脂質(ココナッツオイル・魚油・亜麻仁油等のオメガ3)
上記にはさらに細胞の修復に解離水が不可欠みたいです。
今回の研修を通して、周囲に広まった間違った情報や他国に比べての知識・認識の遅れ、現状のままではいずれ起こるであろう弊害に気づかずに生活し、薬に頼る事で悪化する最悪な状況に危機感を覚えました。自分の身は自分で守る意識を元に少しでも周囲に広め、役立てていけるようこれからも努力してゆきます。
渡辺