天才温熱療法師 石黒幸治先生の施術を見学

三井と女子先生が亡くなられてから、もう12年も経過しています。直接、三井と女子先生から指導を受けた方は、今ではもう4人しか存在していないそうです。(日本温熱療法協会からのお話)沢山の方に広められ、受け継がれていく中で、それぞれの先生方の考えと経験の上で、温熱療法も進化し、やり方や考え方も違っているようです。

その中でも、三井と女子先生の息子さんが顧問となっている内閣府認証NPO法人 日本温熱療法協会があります。

日本温熱療法協会は、三井と女子式温熱療法を学んだ施術者がその技術や知識をもって、 難病や不定愁訴に苦しむ方々の悩みを少しでも和らげるために、日々の研究と研修、技術の修練をおこない、 療法師の技術や知識の格差を是正し、三井と女子式温熱療法の認知度を広め、療法師の地位向上のため活動を行っています。

温熱療法師 島本久美子先生は関西で唯一、日本温熱療法協会から認定されている温熱療法師です。

その島本先生の患者さんを診ていただくということで、11月17日、名古屋から天才療法師の石黒幸治先生が来られました。

石黒先生は、友人を癌でなくしたことをきっかけに独自で勉強され、低線量の放射線が出るホルミシスパットを開発されました。ちなみに、石黒先生は三井温熱株式会社の温熱療法師での資格をお持ちです。三井温熱株式会社と日本温熱療法協会はまったく別のものです。
そのホルミシスパットを使った療法を教えていただくために、わざわざ名古屋から大阪までボランティアでお越し頂き、私も見学させていただきました。

一人目の患者さんは乳がんで、ご主人様と小さなお子様と一緒に来られている若いお母さんでした。先生のやり方は、温熱器を体にすーーッと流すようなやり方ではなく、じっくり1箇所1箇所時間をかけて熱をいれていくやり方です。

先生は、ホルミシスパットをつけた温熱器を直接体に当てて、ゆっくりと声を出して『1・2・3・・・』と20まで数えます。数え終わったら、隙間無く、次の箇所へあてていきます。

20まで数えられず、アチチ反応が出たら、癌の疑いあり、癌でない場合は、熱く感じる日もあれば、熱く感じない日もあるそうです。

悪いところは20秒もしないうちに熱くて我慢できません。
癌であるかないかの簡単な見分け方は、癌であれば、毎日同じ箇所が熱いと感じられるそうです。熱かったり、熱くなかったりするような箇所は、その日の体調で、血液の流れが悪くなっているところと考えられます。

先生の考えでは、熱を入れてから7時間で癌はまたムクムクと元気を出して戻ってくるので熱を入れてから7時間後にもう一度、温熱をしてやるそうです。

通常は、1回で3時間、それを7時間おきにやり、1日3回の温熱をあてるのが基本です。
1日合計9時間、もちろん毎日です。3時間の温熱で手足頭を除く胴体全部をやります。(手足頭が患部の場合はもちろん行います。)これは到底、一人では出来ることではありません。ご家族の協力と努力、ご病気の本人にとっても大変な労働です。

石黒先生のお考えでは、乳がんの場合は、リンパに直結しているため、早めに手術するほうが良いそうです。温熱療法で治そうとしている間にあっという間にリンパまで広がり、そうなると全身に転移してしまう恐れがあるからです。

手術をした後でも、一度癌になった方は癌体質なので、温熱療法を続けることで、他の転移を防ぎ、また、目に見えない取りきれなかったがん細胞をやっつけるためにも温熱療法は必要です。

先生は、丁寧にご説明しながら施術していきました。

2人目の方は、膠原病、リウマチなどを全身が悪い方でした。こういう方はもう、どこを集中的にということなく、全身くまなくやるしかないそうです。

3人目の方は肺がんで、娘さんと一緒に来られていました。
今までに2回、手術をされ、今は抗がん剤治療をされているそうです。
皮膚が弱くなっているためか、温熱器を当てるとすぐに赤くなってしまいます。
島本先生が、『これは抗がん剤治療で肌が弱くなってしまってるのよ』とおっしゃっていました。
ですが、ホルミシスパットをつけていれば、20秒までは火傷の心配はありません。

4人目の方も肺がんで、ご主人様と一緒に来られていました。
治療は何もしていないそうです。ご主人様の親が胃がんになった時、手術をしたのに亡くなってしまったそうで、絶対に手術はさせたくないのだそうです。

すい臓がんの人は果物や生の人参をとってはいけないそうです。
(すい臓がん以外の癌のかたは果物はOK)
砂糖は絶対だめだそうです。(サトウキビから作った砂糖ならOK)
黒ゴマのすりゴマ、味のついていない海苔が良いそうです。
すい臓に負担のかかる添加物は絶対だめ。
玄米菜食、にがりを使った豆腐、野菜でも特にトマトが良いそうです。

石黒先生の開発されたホルミシスパットを使う場合、必ず86度以上温度が出る温熱器を使う必要があります。さらに石黒先生は、それぞれ患者さんを実際に施術して、その方の症状に応じて、温熱器の温度を変えていきます。

今回の患者さんでは、膠原病以外の3人の方はみんな石黒先生の判断で、103度の温熱器に変えるよう指示されました。

これは決して温度が高いほうが良いという単純なものではないそうです。
その方の症状と体からの声を聞き、先生が直接、肌に触れ、患者さんの反応を見ながら、その方にあった温度の温熱器を指示されています。

基本は、体の奥のほうに癌があったり、骨の裏側に癌があったりで、20カウント数えてもアチチ反応が出ないような方には高い温熱器を勧めているそうです。

通常であれば、86度でも十分です。、むしろ、86度のほうが身体に負担がかからず、正常細胞を痛めつけることもありませんし、高温すぎると、癌でないところも熱く感じてしまい、どこが癌でどこが癌でないのか、わからなくなってしまうので、無理に高い温度にする必要はありません。

先日、70度でホルミシスパットをつけても熱いとおっしゃる方がおられ、先生に伺いましたが、先生の今までの経験上、70度でガンが治った方はしらないので、やはり86度以上のものをオススメしますとのことでした。

また、その熱いという感じ方も、先生の考えているアチチ反応なのかどうかは、やはり実際に施術してみてみないとわかならいとのことでした。
先生が患者さんの施術で使う温熱器には、86度、96度、103度の温熱器があります。

96度、103度のどちらの温度が良いのかについては、実際に施術を行い、アチチ反応などを見て、どの温度が適しているのかを指導されます。

今回、11時から15時までと昼の時間をまたいでの長時間の施術でした。島本先生が別室にお茶とお菓子をご用意してくださっていましたが、石黒先生は、まったく休憩することなくずっと施術を続けていらっしゃいました。

また、患者さんのほうも、順番が来るまでの時間もそれぞれ空いているベッドでご家族の方が先生の施術をみようみ真似して熱心にやっておられました。
それぞれのご家族にとってかけがえのない存在、誰にも とって変わることは出来ない大切な生命であるのだと、自分が関わろうとしていることがどれだけ重みのあることであるか改めて感じました。

そして実際にやられている先生方は本当にすごいなと心底思います。
石黒先生は、現在、さらに研究を続けているそうです。遠赤外線は、くねくねとした波の波長なので、弱いですが、一直線にダイレクトに癌に照射できるような強いものはないかということで、テラヘルツについての研究をしているそうです。
石黒先生は、常に前を見て、突き進んでいます。

先生のやり方はあくまで長年の経験にもとづいてたどりついた方法のひとつです。医学的には何も証明されてはいません。先生自身も自分の方法はあくまでひとつの方法であって、自分の方法だけが正しいとは言っていません。

ただ、今の病院では、患者やご家族は、ただ何もなすすべなく、治療されるだけで、最後に悲しい結末を迎えた際に、そのご家族も何も出来なかったと嘆くことを考えれば、もっと、積極的に、自分や家族ができるもっとも簡単で、またお金のかからない方法のひとつとして、とてもよい方法であると先生は考えておられます。

先生は、患者さんの負担を考えて、すべて無料で治療されています。

石黒式温熱の取材内容は希輝通信7号にも掲載されています。

詳しいことをお聞きになりたい方は健康サポート専門店までお問い合わせくださいませ。

フリーダイヤル 0120-14-1417

P1070397P1070471石黒幸治先生 P1070452 島本久美子先生 P1070485 島本先生(右)と三井と女子先生(左)

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