サプリメントの選び方~配合量と含有量について

私たちはサプリメントなどの商品を購入するとき、重要成分がどれくらい入っているのか、気になりますよね。では、いったいどの数字を見ればいいのでしょうか。

重要成分の『配合量』と『含有量』の違いを理解できていない場合があります。
例えば、「重要成分が〇mg 配合」という記載では、一般的には「〇mg重要成分が入っているのだ」と思いこんでしまいます。

しかし、成分には濃度の違う物が沢山あり、それだけではどれだけの重要成分が含有されているかが解りません。

配合量とは、製品に配合されている量(重要成分の濃度が何%でも関係なく、重要成分と他の混ざり物も含め重要成分として抽出された全部の量)ということになります。

配合量と違い含有量は、配合されている成分のうち「重要成分として検出できる(重要成分以外の混ざりものを除いた)100%の量」ということになります。
(濃度と配合量により含有量が決まります。)
下の図で説明します。

2つのビーカーに濃度の違う重要成分を同量(1,000mg)を入れます。
(この量を配合量と言います。)
Aは1.0%濃度、Bは0.1%濃度です。

これらを分析試験すると、実際に本当に重要な成分は、図のようにAは10mg、Bは1mgしか入っていないという検査結果がでます。(この量を含有量と言います。)
Aは10mg、Bは1mgの含有量になりますが、両方とも1,000mgの重要成分が配合と表記することができます。

しかし、実際にはこの結果から、Aの方が濃度が濃く重要成分の量が多いのです。

※配合量での表記で内容量が多く見えても、実際に活性している量が少なくては私たちの体内での働きが弱くなってしまいます。

一日に必要な重要成分(含有量&濃度)の量は、ある一定量必要だと言われています。
重要成分がしっかり含有されている製品を選ぶのが重要なポイントです。

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