今回は、多くのがんの方を救ってこられた先生に、がんの治療をしている方が自分の状態を判断するのに、どの数値をみればおおよそのことがわかるのかをおききしました。
がんの方が今の状態を知るには?
*何かを飲んでいる方を例にあげています。
①腫瘍マーカーを見る。
腫瘍マーカーでがんがどの程度かを見る。
治療中の方は、前回に比べて上がっているか、下がっているかを見る。
*何かを飲用しているのにも関わらず、腫瘍マーカーが上がっている場合があります。体内で何かによってがん細胞が死滅し、その死滅した細胞のたんぱく質に反応してマーカーが上がる場合です。この場合は、時間の経過とともに腫瘍マーカーが下がってきます。
*何かを飲用しているが、量が少なく、がんの増殖に追い付いていない場合。
この場合は、何かの量を増やします。
*がんはあるが、時々腫瘍マーカーのでない人もいます。
この場合は、白血球で判断します。(②参照)
②一般検査を見る。
*白血球を見る。
白血球は、体の免疫状態を表しています。
血液検査で次の値を見てみましょう。
1
Lympho
リンパ球
2
Neutro
好中球
3
Eosino
好酸球
4
Baso
好塩基球
2~4すべてを顆粒球と言います。
通常、健康な人の理想値は、リンパ球と顆粒球の比がおおよそ45:55
それががんの場合、3:7や2:8、1:9になっていることが多いです。
状態が悪くなると、この比率のバランスが崩れていき、回復していくとリンパ球が増えてきます。
リンパ球はウイルスやがん細胞を攻撃します。
リンパ球のなかには、特にがん細胞を直接攻撃するNK細胞や免疫システム全体をコントロールするT細胞、体内の異物に抗体をつくって攻撃するB細胞が含まれています。
反対に顆粒球は、細菌を攻撃します。
*リンパ球数を見る
顆粒球とリンパ球の比率だけでなく、リンパ球数も大事です。
白血球数×Lympho(%)でわかります。
リンパ球数は、1800~2500くらいの範囲でなければなりませんが、がんの方の多くが1000未満と少ないです。
*肝臓、腎臓関係の値を見る。
肝臓や腎臓は、体のなかで解毒の役目を果たしています。抗がん剤や他の薬を使っていると、肝臓・腎臓がそれらを処理しようと働くため値が高くなります。
また、がんの部位により、関係する部分の値に異常がないかも判断の1つになります。
*コレステロール値を見る
例外もありますが、コレステロール値で腸内環境がわかる場合もあります。
LDLコレステロールは悪玉菌、HDLコレステロールは善玉菌の状態を表している場合があります。
がんの方は便秘など腸内環境が悪い場合が多いです。LDLコレステロールが高い場合、特に腸内環境を良くする努力をしたいものです。
検査項目
1.総ビリルビン
2.総蛋白
3.アルブミン
4.A/G 比
5.AST(GOT)
6.ALT(GPT)
7.ALP
8.LD(LDH)
9.γ-GT(γGTP)
*1~9は肝臓・胆臓を示す。
10.アミラーゼ
膵臓の状態を示す。
11.LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
12.総コレステロール
13.中性脂肪(TG)
14.HDLコレステロール(善玉コレステロール)
*腸内環境を示すことが多い。
15.ナトリウム
16.クロール
17.カリウム
18.カルシウム
19.無機リン
*電解質を示す。
20.尿素窒素
21.クレアチニン
22.尿酸
*腎臓の状態を示す
23.血糖
24.CRP
25.定性
炎症・感染の度合いを示す
●●●がんの方への治療についてのアドバイス
現在は、茶・水・発酵食品の3つを提供しています。それぞれに次のような理由があります。
①茶
②水・・・通常の水と異なり、分子よりも小さい量子なので、すみやかに細胞に入っていきます。他のどんなに小さい分子の水でも細胞に入るのは飲用量の10%くらいです。数秒で体全体の細胞に届くので、この水を使って茶を飲むと、効率よく体中に届きます。
また、還元力もあるので、細胞内の活性酸素などを還元することができます。
③発酵食品
腸内環境を整えることは、健康の基本です。なぜなら、腸は今では免疫の60~90%を司っていると言われているからです。
腸内には、悪玉菌・善玉菌・日和見菌の3種類が住んで、それぞれの働きを行っていますが、良い腸は善玉菌が悪玉菌よりも優勢になっていて、便秘や下痢もありません。病気の方は腸内環境が悪化していることが多いです。
がんの方は、水銀・ヒ素・アルミなどの重金属が体にたまっているケースが多いです。がんは、ある仮説ですが、体の毒素を集め、浄化する装置であるとも言われています。そうだとすれば、がんを手術で除去しても、体内に毒素がある限り、またがんができます。
体内の毒素を排出することは大事になってきています。
腸内環境を良くするためには、善玉菌が増えるようなものを摂ることが大事です。善玉菌が増えるものに発酵食品や野菜が挙げられます。
特におすすめしている商品は強力な乳酸菌の1種と他の善玉菌が生きたまま入っています。
通常、酵素飲料などは販売する場合は熱で殺菌しないと販売できません。おすすめしている商品は「漬物」という商品名なので生のまま販売が可能です。腸内環境が劇的によくなった例が多くあります。
(白がね)