全国電磁波測定士協会主催の講習会に参加!日本の電磁波の現状について 

先日、全国電磁波測定士協会が主催する2級電磁波測定士講習を受講してきました。
私のように仕事で来ている方がほとんどで、建築関係の方、電気器具を扱っている会社の方が勉強にきておられました。中には個人的にレジナの土田社長の本を読んで興味を持ち、家で落ち着かないのは、電磁波のせいではと心配されて来られている方もおられました。

全国電磁波測定士協会で、問題にしているのは、電磁波の中でも、極低周波と呼ばれる5Hz~2kHzの周波数のものです。

これは、私たちの身近にある電化製品すべてで発生しています。

電磁波とは、電場(電界)と磁場(磁界)という性質の異なったものが関連して伝わる電気の波のことです。

電場は、コンセントプラグを差し込んだ時点で発生し、モノを伝って、身体の表面を覆って誘導電流を作り出します。
単位はV/m(ボルトパーメートル)です。電場は、アースを取ることで解決することができます。

磁場は、家電製品のスイッチを入れた時点で発生します。
単位はmG(ミリガウス)です。
磁場は、電流に比例していますので、消費電力が大きいものほど磁場が大きくなります。

電場は、消費電力に関係ないそうです。

磁場については、WHOで各国の疫学調査をもとに極低周波電磁波・磁場は発ガンランク2B(発ガンの可能性あり)にランクされ正式に発表されています。

しかし、電場については、まだはっきりとはわかっていないのが現状のようですが、自律神経や皮膚表面に変化を及ぼす可能性が指摘されています。

2006年7月に仙台で行われた《第15回日本臨床環境医学会総会》にてシックハウスの現状と対策についての議論が多くなされる中、測定士協会では《アレルギーと電磁波の関連性》についての見解を発表しました。

電気の使用量の増加(それに伴う屋内配線の増加)の時期とぜんそくなどのアレルギー疾患増加の推移が時期的に重なることから電気とアレルギー疾患との間には密接な関係があると仮説を立てました。

電場は、アースを取れば解決できるのですが、先進国でアースをとっていないのは、日本だけだそうです。また、日本は電圧が100Vですが、世界では、200Vが主流ですので、電圧が低いぶん、同じ消費電力でも電流が高くなり、結果、磁場の影響を受けやすいのだそうです。

電場は素材に関わらず、どんなものでも通します。木やゴムなども電場は伝っていきますので、注意が必要です。また、電場が身体を覆うと、ホコリを吸い込みやすくなり、アレルギーの原因になると考えられます。

日本の基準(民間の電気事業連合会)では、電場50V/m、磁場2.5mGだそうです(日本では今のところきちんとした国の基準がないそうです)が、全国電磁波測定士協会では、世界の中でももっとも厳しい基準を設定しているスウェーデンの基準を参考にしています。
スウェーデンの基準では、

電場25V/m
磁場2.5mG

講習会では、具体的にどんな状況、どんな製品が問題あるか、教えていただきました。

住宅では、鉄筋コンクリートより、木造のほうが電気が貯まりやすく、問題だそうです。
鉄のほうが電気を通すので問題なのでは?と疑問に思いますが、鉄筋住宅の場合、家全体がアースの役割をしてくれ、地面へ電気を逃がしてくれるのだそうです。
また、2階以上は下の階の電気の配線が床に影響されますので、対策が必要です。

最新のIH製品はほとんど問題ありませんが、初期の頃のものは対策が必要です。
電場は消費電力に影響されないので、電化製品の大きさに関わらず注意が必要です。
全国電磁波測定士協会の調べでは、空気清浄機やアロマディフューザーも電場、磁場が強い家電製品だそうです。

とくに、身体に直接触れる家電製品は電場が身体に伝っていき影響を受けますのでアース対策が必須になります。

長時間、身体に直接触れる家電製品には、ノートパソコン、デスクトップパソコン、電気毛布、電気こたつ、ホットカーペットなどがあります。

無線LANや携帯電話は、高周波です。この高周波は日本のどこにいても飛んでいますが、とても小さな単位であることから、身体に与える負荷はとても低いものであり、今のところ、全国電磁波測定士協会では対策が必要ないと考えています。

しかし、神戸にある小川クリニックの先生の話では、脳の体温が1℃上がると血流が5分の1下がると言っており、携帯電話を耳に近づけると脳の温度が下がるので、まったく問題がないとは言い切れないようです。

ですので、対策するとすれば、携帯電話の場合、直接、耳にあてるのではなく、イヤホンを使う、また、耳に当てる場合は、長時間通話しないように気をつけることが必要だそうです。
また、小児から中学生くらいまではなるべく携帯電話をつかわない
妊婦は携帯電話を腹部には近づけない、また、移動中は電源のスイッチを切ることを勧めています。

また、家の電話は親機は低周波、子機は高周波に分けられるそうです。

子供達の遊ぶゲーム機DSは、高周波です。

簡単に分けると、コンセントをさしているものは低周波、コンセントのささっていないものは高周波になります。

なので、コンセントをさした状態でゲームをすると、高周波も低周波も出ている状態ですので、おすすめできません。ノートパソコンも同じく、コンセントをささなければ、低周波はでていません。

磁気グッズなどはどうなのか?気になり、質問しましたが、講師の青山先生の見解では、人工的なものはおすすめできないので、個人的には使わないとのことでした。

当店では、健康器具も沢山あつかっており、たいていのメーカーからは、電磁波については問題ないと聞いていました。しかし、レジナさんの調べでは、コンセントをさしている全ての器具に、電磁波は必ず出ているそうです。日本には、電磁波についての安全基準がキチンとされていないため、メーカーのいう≪問題ない≫という言葉も間違いとは言えず、私達消費者が賢くなって自分達の身は自分で守れるよう勉強しなければいけないなと感じました。

学べば学ぶほど、次々疑問がわいてくる、まだまだ判らないことの多い電磁波のお話でした。

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身体に直接触れる家電製品は特に注意が必要です。

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